こうして私はあなたを好きになった
綴りたいのは残された言葉、なつかしい匂い、
揺れる気持ち、忘れられない感触

2009年07月05日(日) 素直に表現出来るということ


 「あれは9月28日だったんだな。^^」


 先日のデートで食事をしていた時、

 私達が初めてのデートで観た映画の話になって、

 彼は思い出したようにその日付を言いました。


 「どうして分かったんですか?」


 彼はそういうことに無頓着だと思っていたので、

 不思議に思って聞いてみました。


 「10年日記をつけていて、この前それを見て分かった。」


 「Tさんも日記を書いているんですか?^^」


 「といっても毎日一行位しか書いていないけど。

  忘備録みたいなもの。^^」


 彼の10年日記がいつから始まっているのかは聞かなかったけれど、

 その10年日記の最後の頁の日まで

 彼の側に居られたらいいなと思いました。




 私が夜の食事の時にワインを少し飲み過ぎたので、

 ホテルに戻ってから椅子に座ってうとうとしていたら、


 「飲み過ぎたからだろう?

  俺に会えてそんなに嬉しいからなのか知らないけど。^^」


 と彼が言いました。

 私の気持ちはすっかり彼にばれていると思いました。




 二度目に彼に抱かれた後、彼は私に腕枕をしながら、


 「気持ち良かった…。」


 と呟くように言いました。


 「気持ちいいね…。」


 と私も彼に寄り添って言いました。

 言葉に出来ない幸せが私の身体を包みました。

 彼はいつもどんな風に感じているか

 言葉で、態度で、そしてセックスで表現してくれます。

 だから私もどんな風に感じているかを素直に表現出来るのです。

 それは簡単なことのようでいて、奇跡的なことなのかもしれません。




 彼は携帯電話を開いて、

 一週間後のデートのホテルの予約をしてくれました。


 「完了。」


 「ありがとう。

  来週晴れたら、またドライブに行きたいな。」


 「ああ、そうしよう。」


 それから、しばらく彼が黙っていたので、




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 私はそれを聞きながら頭の中で、

 今度は何を着て行こうかなと考えていました。




 帰る頃にはアルコールがすっかり抜けていたので、

 彼が私を車で家まで送ってくれました。

 彼が家まで送ってくれると一人でタクシーで帰るよりも

 別れ際が寂しくならずにすみます。

 私が彼の車から降りて歩き始めると、

 彼の車がUターンして戻って来てクラクションを鳴らしました。




 家に着いてしばらくすると、彼からメールが届きました。

 今日も楽しかったと書かれていました。

 それから私の喉の調子を気にかけて、早く良くなって下さいと…。

 帰りの車の中では朝よりもひどくなっている私の掠れた声をからかって、

 ベッドで声を出し過ぎたからだなどと意地悪を言っていたくせに、

 本当は彼なりに心配してくれていたようです。

 既に岳と一緒にベッドで寝息をたてているかもしれない彼に

 私もデートのお礼とおやすみなさいのメールを送りました。


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理沙子

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