橋の向こう側。
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2008年06月06日(金) ぐるぐる

「結婚、してください」
もう、何度目だか数え切れないプロポーズ。
自分でも何で最近結婚することににこうまでこだわるのかわからない。
今年に入るまで結婚願望なんてものはあたしには皆無だったのに。

好きな人の傍で笑っていられる、それだけでホントにホントに幸せなのに。

「結婚とか、そーゆー重たくてうっとーしい話は、雑誌にも書いてたけど嫌やから男の前で言わん方がいいと思いますよ。」
真顔で、普段はあたしには決して使わない敬語で返ってきた。

言葉も出ないほど、ショックでした。

一番最初に言った時は、冗談のつもりで。
確かしゅうちゃんがパチンコだかスロットで勝ってたから、
「それだけあったらあたしのこと養えますね♪結婚しましょう☆」

「…まだそんな話早いやろ。」ってしゅうちゃん、少し眉をしかめて言ったんだっけ。

その時なんだか恥ずかしくて。冗談のつもりだったのにあたしばっかり浮かれて話を進めていたようで。
それと同時に悔しくて。本気であたしがそう言ったととらえたのなら、いますぐじゃなくても、将来はお前と一緒に…みたいな言葉が欲しかったなぁって。

それから、かな。その言葉が欲しくてたびたび言うようになったのって。
もちろん嫌なのはわかってたからそんなしょっちゅうじゃなくて真剣な話をした時に。

毎回、やんわり断って。あたしの欲しい言葉はくれなくて。
正直あたしも言いすぎたとは思う。…だけど。

「重たくて、うっとーしい」って言われたのがひっかかって。
そんなに、嫌なの? もう、2年も経つのに少しも意識してくれてないんだね。あたしと家族になるの、そんなに嫌なんだ…



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