獅々丸の雑記帳
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| 2008年01月04日(金) |
そうだ、時計を触ろう |
そう急に思い立って、しばらく開けなかった時計収納箱を取り出す。 中にはクォーツ、機械式ごちゃ混ぜで、Gショック以外の時計が入れてある。 クォーツは全てが電池切れで、機械式は壊れて機能しないモノも数本。 その全てを取り出して並べ、端から順番に磨いていった。
機械式は、そのままゼンマイを巻いて動作チェック。 チェックは今、これを書いてる段階でも続いているが、どうやらまともに動き そうなのは5本といったところか……。 うち3本がアンティーク……しかも全てセイコーというのが唸らせる。

写真では随分と状態がよく見えるが、実際は相当のオンボロだ。 磨いたことで汚れはある程度落ち、鈍い輝きも戻ってはいるが、例えば真ん中 の時計のバンドは、経年劣化でもう崩壊寸前だ。少し動かせば革がボロボロと 崩れ落ちるような状態。 向かって右のレディスモデルは文字盤が腐ってるし、左のはメタルバンド全体 に緑青が浮いている。 それもそのはず、この3本は俺の手に渡るまで雑に仕舞い込まれて忘れ去られ、 黴てた時計達なのだから。
俺がコレクションを手放した時に、この3本を残したのは、もちろん見かけの 状態が良くなく値がつかなそうだったのも理由のひとつだけど、最たる理由は この3本が『我が家の品』だったから。
実は、右のレディスモデルはお袋が誰か(恐らく長姉)から貰って若い時分に 使っていた物で、あとの2本は爺さんの時計なのだ。 一番古いのが1950年代恐らく前半、残り2本も60年代前半の作だろう。
そんな凡そ半世紀前の機械がだよ、竜頭を回すだけでほぼ正確に時を刻み始め る。 恐らくノーメンテで。 お袋は時計に明るくないし、爺さんはこれらを入手して数年で亡くなってる。 それから何十年後に俺が発見するまで、ずっと働きを止めたままだった筈。 それがだよ、数十回ゼンマイを巻かれた途端に、使命として己に埋め込まれた 『宇宙』を刻むために動きだすのだ。
凄いことだと思わんか?
これから毎日ゼンマイを巻いてやるかな。 出来たらOHをしてやると、ご機嫌な1本になるんだろうが…。 幸いマッドシティには、OHを得意とする古い時計店がいくつかあるらしいし。 いつか、門戸を叩いてみるのも良いだろう。
因みに右から、 スーパー(諏訪)、スカイライナーカレンダ(諏訪)、チャンピオン(亀戸)。 西の友、貴公の所有する本のシリーズに載ってるモデルかな???
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