獅々丸の雑記帳
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昨日のこと。 信号待ちでクルマを停めた俺の目に、ひとりの女子が映った。 長い金髪、色白の外人さん。 ヨーロッパ系かな。
俺の棲むこのマッドシティでは外人さんはそれほど珍しくない。 ただ、どういうわけか、いま目の前を通り過ぎるローティーンな子供っていう のは余りお目にかかったことがなく、それが俺の目を惹きつけたのよね。
綺麗と可愛いが程よいバランスで入り混じった顔。 アウターのポケットに両手を突っ込んで、長い足で闊歩しながら歩く様は、子 供ながらに立派に外人さんしてて、感心した。
彼女は反対側の車線の歩道を暁号に感心を持ちながらこちらに向かって歩いて いたのだが、ふと、俺の不躾な視線に気付いたかのようにこちらを見た。
目が合った。
途端に右手をポケットから出すと、指先だけ軽く揺らして『○○!』と口を動 かすと、ニコっと笑った。
予期せぬ彼女の行動に無意識に反応し、同じように右手を上げて『ちゃお〜。』 と応えてしまった、俺。
それを受けてさらに笑みを大きくした女子は、軽く弾むように視界から消えて いった。
仕草が生まれ持ったモノだったなぁ。すごく自然に愛嬌を投げかけてきた。 この国ではなかなか出会えない体験。
暁さんがもたらしてくれた小さな幸せ。
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