獅々丸の雑記帳
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クワトロが死んだ。
もうずっといつ息をしなくなってもおかしくない日が続いてた。 きっと自然界だと、ああいう状態でいるとすぐに捕食されてしまうのだろうと 思う。 スポットライトの下には出て来ず、ケージの壁面と床に敷いた薄いテラコッタ のわずかな隙間に身を潜めるようにして何ヶ月も過ごした。
たまにスポットライトの下に引き出して、手から水だけを飲ませた。 そんな時、瞳にちょっと生気が増えるような、そんな気がしてね。
今朝、様子を見に行ったら、もう瞳は濁って眼窩に落ち込んでいた。
クワトロは俺が始めて、そしておそらく最後の『まともに飼えた』トカゲだ。
草食爬虫類独特の優しい瞳。 忍者タートルズのような丸っこい頭。 季節や状態によって色が鮮やかに乗る胴体。 恐竜そのものの鎧と棘を装備した強靭な武器である尻尾。
惚れ込むに相応しいトカゲだった。
手から餌を貰って食べるのが好きで。 ケージから這い出して来て、俺の腕によじ登っては、抱かれながら過ごすのが 好きな子。
バイバイ、クワトロ。 俺の手で埋葬できる日に逝ってくれて、ありがとう。
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