獅々丸の雑記帳
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黄金週間に妹が持ち込んで、母がパピーウォーカのようなことをしていた仔猫 2匹。 仮名を『わらび』と『つくし』という。 我が家に来たときは、3匹いて、うち1匹は力尽きて死んでしまった。死んで しまったというより、心無い猫飼いに殺されたみたいなもんだろな。 死んだ仔の仮名は『のびる』といったが、今は我が家のペット軍団墓地に我が 家の仔として眠っているので、仮名はそのまま本名となった。
俺はこの仮名が嫌い。 保護猫は、いずれ誰かに貰われていくのが最高の幸せだと思う。 そして、その仔の育て親になった人には『命名』という大仕事があるのだ。 俺は自分が飼うと決めた仔に名前を付ける作業が凄く好きだ。 俺がそうであるから、他の飼い主さんだってそうだと思うのだ。
だから俺はわらびを黒チビと指し、つくしを三毛チビと指し、のびるを宇宙人 と指して区別していた。
今日、母からわらびとつくしを家の仔にする言葉が出た。 これ以上貰い手を待っていても見込みは薄く、中途半端で可哀想だ、と。
それを聞いて俺はペンを取った。
命名『笑美丸(わらびまる)』 命名『月子丸(つくしまる)』
傍らで丹虎丸や猛虎丸と遊んでいた2匹を捕まえて、俺は初めて彼女らの名を 呼んだ。
月並みな言葉だが、のびるの分まで楽しく生きろよ。
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