獅々丸の雑記帳
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会社の従業員駐車場で、愛車に火を点してから幌を開ける。 巷では連休となるようなこんな日は雨でも降らない限りオープンで帰る。
1分でも早く『仕える身』から俺を解放するための、これは儀式。 たまに通り過ぎる同僚たちから奇異の眼差しを受けようが構わない。 幌を開けようとしてる時点で、俺はもう君らとは異世界の存在だ。
柔らかな革の手袋を嵌めた手でステアリングを握り、ゆっくりと愛車を出す。 いつもなら聴くラジオも、こんな日はナビゲーターが連呼する『連休』が耳に 障る。 グローブボックスからCDを取り出し、ショボイ純正デッキに突っ込んだ。
ここからは俺の時間。
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