獅々丸の雑記帳
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出勤の途中、対向する車群の中にカニ目を見つけた。 カニ目。 興味ある人でカニ目を知らない人は、検索してみて。すぐに分かるはず。
真っ赤なボディのカニ目だった。
『うむ、まさにカニ目だ。』 などとほくそ笑みながら、段々と近づいてくるその姿を待った。
『うわぁ、ちっちぇぇぇ!』 格好いいカニ目だった。 口のようなグリルから立ち上がって絞り込まれたセンターストライプが、フロ ントウインドの際まで、ボンネットのど真ん中に通っていた。
ドライバーはいかにも『それっぽい』感じの良い味を醸し出した中年さん。 俺の暁号を見て、『おおっ!?』って顔をしたのが見て取れた。 我の駆るロドスタも赤に白のセンターストライプ。そうは見かけない仕様だ。
俺と目が合って、軽く『ニッ』と笑った。 俺は敬意を持って軽く会釈した。
小さくて味のあるクルマが凄〜く好きな俺にとって、カニ目を目の前にしたら、 この暁号の決して大きくないボディも、まるで形無し。
だが、『朝から良いモン 見たー!』と今日1日気分は上々だった。
帰路。 前方から良い音を奏でながら見かけないクルマが走ってきた。 ロドスタのような丸目だ。 が、車幅灯が狭い。 『うわっ、思ったより近いぞ!』と思った瞬間すれ違った。
『カニ目だぁぁぁあ!』
往復ですれ違うなんて、この辺りの新顔さんだろうか? ちーっとばかし、楽しみが増えたな。 にひひ。
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