獅々丸の雑記帳
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2006年02月28日(火) 謝辞

仕事から疲れて帰宅。
いつものようにガレージで暁を拭いていると、自転車に乗ったやってきた見知
らぬオバちゃんが、暁を見て自転車から降りると声を上げた。

『まぁ……。』

『どうも。』
   ……我ながらセンスのない受け答えだ。

しかし、そのオバちゃんは、そんな俺の無愛想な挨拶など意に介さないようで、
興味深そうに暁さんを見てる。

俺もオバちゃんを放っておいて拭き作業を続けることに。

と、オバちゃん、ちょいちょい作業を中断してくれる言葉を発し始めた。

『こんな車、始めて見たわ。』
『この白い帯は初めから描いてあるの?』
『新しい車なのかしら。』
『日本の車よね?』

その度に、無いボキャブラリ絞って受け答えする俺。





泣けてきた。


先日、向かいのお婆ちゃんが亡くなった。
小さくて優しそうな女性だった。
このお婆ちゃんね、俺のド派手な愛車達をどれも格好良いと褒めてくれた。
『いつもピカピカにして貰っていいわね。』って、話しかけてくれた。



『今日は素敵なものを見れたわぁ。』と去っていくオバちゃんに、何か気の利
いた挨拶をしようと思ったのだが、言葉が出なかった。


『どうも有難うございました。』


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