獅々丸の雑記帳
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2005年01月06日(木) 亜門について書いちゃうぞ



呑めない飼い主の替わりに呑んだくれて酔っ払ってる(嘘)亜門@アメリカンコッカー
です。
可愛いでしょ?(笑)  強く育ってくれるよう俺の敬愛する魔人の名前をつけました。

こいつ、いま闘病中です。

元々(多分生まれながら)左前肢に脈動と同調した痙攣があったんだけど、症状が酷く
ならなければ治療の必要なし(というか治療法なし)、最初は心配したものの最近では
痙攣そのものが見た目には分からなくなる程に回復して、ちょっとホッとしていたところ
でした。

さらに薬品に対してのアレルギー反応があることが分かり、予防接種を受けられません。
実は最初に受けた時に死にかけました。
この予防注射、受けられないことは今の世となっては人間への被害というよりも本犬へ
及ぼす影響が大きいんです。まずウイルスへの対抗性がないから散歩に出し難い。
予防接種を受けていないということから美容院も断られるケースが多い。もちろんペット
同伴の旅行も出来ません。保菌者じゃないんですよ。その病気に罹り易いだけって理由
でさ、……亜門は何も悪いことしてないのにね。

それは12月のある日突然にやってきました。
先日から寝違えたかのような症状を時々見せていた亜門は、夜ご飯を食べに俺と一緒
に階下へ降りようとして階段へ一歩踏み出したまま動けなくなりました。どうも首を上に
あげる動作、もしくは前足を上げる動作をすると痛みが走る様子。抱き上げた時に痛み
が走ったらしく悲鳴をあげる。
24日小康状態。
25日午後から断続的な痛みが襲っているらしく食いしん坊の亜門が食事を残す。噛む
ことでも痛みが走る様子。痛みのためか背中を異様に丸め、首をうな垂れたまま上目
遣いに部屋中をトボトボと歩き回る。呼吸は全力疾走した後のような荒さ。生まれつき
の痙攣が左前肢に留まらず、首から後頭部までの大きいものとなった。時折痛みのた
め小さな悲鳴をあげる。
26日かかり付けの医者へ。頚椎部ヘルニアの可能性ありとの診断。1ヶ月ほどの薬
物療法予定。効果が出ない場合は外科手術。その成功率は決して高くないことと、も
し進行性の場合100%助からないので四肢の麻痺が出たときは覚悟をするようにと
告げられた。鎮痛剤、抗生物質、H2ブロッガーを注射。同剤の服用薬を夕刻に処方。
翌日から同じ治療を29日まで続ける。その間に大学病院でのMRI検査予約。CTを
すっ飛ばしていきなりMRIって所見に先生の苦慮が伺える。MRI検査では人のように
ジッとしていられない動物は全身麻酔。その時間は検査部位にも因るが1〜2時間。
亜門にはかなりの負担に違いない。そうまでしてもの要MRI検査なのだ。恩師のいる
東大は予約で2月まで塞がっているとのことで検査は東京農工大で受けることに。
俺はヘルニアの他に痙攣部が広がっていることから神経系の異常、また脳腫瘍、脳
炎等も疑っていると進言。先生も否定はしなかった。いずれにしても首より上に原因が
あるのだから逆立ちしても楽観視は出来ない状況。
余談だけど、大学病院での治療や検査には殆どの場合獣医師の紹介状が必要。
この紹介状を即座に書いてくれる獣医師は良い獣医師だと思って間違いないよ。
30日から今日までは薬のみの処方。薬は鎮痛剤という部分では効いている様で、調
子がよければ普段通りの動きを見せるときもある。ただこの薬が11時間しかもたない。
先生に相談もしたのだが、これ以上の投与は量的に不可とのことで、毎日苦しい時間
が必ずやってくる。
痛み止めを飲んだことがある人なら分かるだろうが、痛み止めは症状が軽いうちに服
用するのがコツ。一旦激しい痛みが出れば治まるまでにはかなりの時間を要す。11時
間で薬が切れても服用させてあげられるのは1時間後、さらに薬が聞き始めるまで1時
間。この2時間は亜門にとって地獄。俺も偏頭痛持ちで薬を忘れたときなんざ床を転げ
回るからね、地獄は知ってる。

こいつね、俺は『怒り役』なもんで普段は俺に近づかないんす。だけど犬ってのは主人
を完璧に理解してる動物でね、どうしようもない痛みを救って欲しいがために普段は近
寄らないボス(俺)の膝に『助けてくれぇ』って乗ってくるんす。乗る動作そのもので激痛
が走るときもあるらしく、悲鳴をあげながら無理くり体を動かして乗ってくることもある。
で、膝の上で我慢しているうちに薬が効いてきて症状が和らぎ眠れることから、まるで
『俺が痛みを取ってくれている』んだと勘違いしている様子。
とにかく不安になるとすぐに『抱っこ抱っこ』の状態。

今のところお湯でフードをふやかせば食欲旺盛で排便排尿に異常がないのが救い。
投薬による利尿作用のため夜中に1回オシッコをする。また明け方に痛みが始まる時
があるためそんな時は背中をさすってやる必要がある。

なんで亜門にばっかり病気がおそってくるんだろう。不公平だよな。いやいや、この世
に公平なんてことはひとつもあるはずがなかったな……。
生まれてまだ5年とちょっと。死ぬには余りにも早すぎる。
俺はね、自分の命を擲って好きなものの命を救うやり方は嫌い。だから代わりに死ん
でやるとは言えない。言えないが、せめてあと5年は生きようぜ。5年なら俺の寿命を
切り売りしてやるからさ。60で逝く予定なら55でおっちぬだけだ。大した違いはない。
だから今は生きろ。

明日、我が愛犬亜門、東京農工大学附属家畜病院にてMRI検査。


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