獅々丸の雑記帳
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集合場所、そこにはモーニングコーヒーが用意されていた。 ツーリングには参加できないが、せめて皆に温かいコーヒーを振舞いたいと言う彼は、 1番早くそこへ着き、コンロでお湯を沸かしてくれていた。 熱いコーヒーが体の芯を暖めてくれるのが分かる。 『美味い。』
太陽は燦々と降り注いでいる。
暁さんの侵入すら拒むその土地は、見渡す限り緑。右見ても緑、左見ても緑。 そこに何の花だろうか、その鮮烈な黄色と、柿の実のオレンジ色が映える。 眼下には流れの緩やかな川、見上げれば雲ひとつない空。 携帯の表示は「圏外」。 それを確認して役立たずなハイテク通信機器を放り投げた私は、その場に寝転んだ。 『ニヒヒッ』
気付くと上空にトンビが舞っていた。お腹の模様が確認出来るほどに近い。 一瞬『喰われるんじゃなかろうか?』と思えるほどに。(笑)
眩しくて目を閉じる。 むせ返るような草の匂い。 頬に当たる気持ちの良い風。 1ヶ月ぶりに晴れた日曜日のお昼寝。
『こりゃあ、随分とまぁ贅沢な時間の過ごし方だな……』
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