獅々丸の雑記帳
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このお話しはフィクションです。 しかし、作者の想像力が豊かなために読者に誤解を生じ、後に問題化しそうな場合は 削除する可能性があります。 そこんとこよろしーく!
「こんなとこでホントやってるのか?」 最近、ドリフトパーティをやってる場所があるとの噂を聞き、獅子丸はとある場所にクル マを走らせたのでだが、着いた場所は信号もあるやや大き目の普通の道路だった。 彼のクルマでは一番“一般車”ぽいクルマでゆっくりと通りを走る。 「ああ、やってる・・・・」道にブラックマークを見つけ、彼の口許から笑みがこぼれた。
「来ねーなー。」 ここら辺だとアタリをつけた場所にクルマを停めたものの、それらしいクルマが来ない。 昔の経験から、こういうとこは1本裏道に時間待ちしているドリ車がいるもんだが、それ すら見つからなかった。 路面のタイヤ跡を確認していなければ、デマと判断して帰っていたに違いない。 それほどに静かな夜。 かすかに排気音が聞こえた。 目の前の大通りを180がゆっくりと通り過ぎる。 それが合図だったかのように、獅子丸がクルマを停めている路地に次々とクルマが入 ってきた。 そのどれもが、キャンバーのつき具合と車体の揺れ具合で、「我こそはドリ車」であるこ とを物語っている。 と、途端に後ろの方で派手な音と共にクルマがグルグルと回り始めた。 ヤバ・・・・どうやらここはスタート地点らしい。
32のスカイライン、13、14のシルビア、180、ツアラーV等々。 上手いの、そうじゃないの、タイヤのワイヤーが出てて火花散らして走るの、可哀想に クラッチが逝っちゃったらしいの。 中にはここら独特の小刻みなケツ振り走りを魅せてくれるのもいて、嬉しかった。 15年も前、埠頭を走っていた頃にすでにあった伝統的な走り方を、今でも受け継いで いるヤツがいる。 思わず乗ってきた軽自動車でFドリをかまして見たい衝動にかられる。
「ケイ○ツだー!」突然誰かが叫んだ。 同時にどこから現れたか、白いセダンの屋根から赤色灯が光り出す。 走ってたのいたの、見ていたのが一斉に走り出す。 獅子丸も停めてあったクルマまで走るとすぐさま発進した。ちゃんとシートベルトを着け てね。 後ろの車が急いで獅子丸を追い抜いていった。 「おいおい、そんなに急がなくて良いんだって!逆に捕まっちまうぞ。」 この感じ、この光景、めちゃくちゃ久しぶりだ。
「あははははっ、楽しいな、おい!」
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