獅々丸の雑記帳
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2003年09月21日(日) 君の名は?

どうやら『最後の部屋』へ僕らは逃げ、辿りついたらしい。
“僕ら”と言ったのは、私はひとりじゃなかったからだ。
隣りには良く知った女性がいた。
『ここまでくれば朝まで逃げ切れるかもしれない・・・・』
どこかで小さく悲鳴が聞こえた気がした。
「あいつら、一体なんだんだ・・・?」
息を切らしながら私がそう言った時だった。

「私と最後まで一緒にいてくれますよね?」
ふいに隣りの娘が声をかけてきた。見ると、その娘の顔が蒼ざめている。
「ま、まさか、君!?」
「・・・さっき・・噛まれてしまったみたいなんです。」
ブルブルとその娘の体が震えているのが分かる。
「怖いんです、助けてください。」
「大丈夫だ、もうすぐ朝が来る。それまで頑張ろう。・・・・大丈夫だよ。」
私は彼女の肩を抱き寄せながら、あまり意味のないと思われる言葉をかけ続けた。

目が慣れたのか、暗い部屋に僕ら以外にも人が数人いるのに気付く。
その時、抱いている娘の異変に気付いた。
体の震えが止まったのである。
嫌な展開だ・・・・そう思った瞬間、それは現実となった。
その娘が突然私に襲いかかる。
仰向けに倒れた私の上で、その娘が私の喉を噛もうとしていた。
「しっかりしろ!」と私は叫ぶと、その娘の顔を横に向け自分の胸に押し付けた。
この方が噛まれないだろうと冷静に判断してる私にゾッとする。
「死ぬのなら、誰も傷つけず人間として死んでいくんだ。」
なんか映画みたいだ、もしかして私って主人公なのか??
格好いいことを娘に言いながら心の中で無様に叫び続ける。
『死にたくねぇ、死にたくねぇ!死にたくねぇ!!死にたくねぇ〜!!!』

どれ程の時間、そうしていただろう。
不意にモーターの音が聞こえたと思ったら、部屋の窓、多分シャッターと思われるも
のが『ガガガガガ』っと開き始めた。
強烈な光が差し込む。
部屋が明るくなるにつれ、あちらこちらで断末魔の叫びが聞こえた。
『なんだぁ、こいつらみんな人間じゃねぇのかよぉぉぉお?』
もう泣きそうである。

「○○さん、ありがとう。」
私の胸の上からハッキリと聞こえた。
見ると押さえていた娘が灰と化すところであった。

と、そこで目が覚める。
何だったんだ今の夢は。2流映画もイイとこだったが、あまりにもリアル過ぎたぞ。

『って言うか、あの娘は一体誰なのさぁぁぁぁあ!??』


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