獅々丸の雑記帳
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携帯が鳴った。 表示は見覚えのない携帯番号だった。 「もしもし?」 「あ、○○さん?あたし、Nだけどわかる?」 それは以前勤めていた会社の同僚からでした。結婚して苗字が変わったはずだが、 分かりやすいようにだろうか、彼女は旧姓で名乗った。 ストレートの長い茶髪、決して美人さんじゃないけどエキゾチックな顔立ちの元気の 良い娘でした。 「おー、久しぶりだな。どうした?」 「うん、実はGさんが死んだの、知ってる?」それはふたりの“恩師”の死を告げる内 容でした。 「そうか、残念だな・・・・」言葉を失う私。 その後、Gさんについての思い出話に花が咲き・・・・ 「ねぇ、久しぶりに会わない?」思いがけない彼女の申し出だった。 しばし逡巡、しかし懐かしさが勝った。 「いいよ。会おうや。セッティングは任せるよ、いつにする?」 「○△□!!?」 「ん?なに?」 「有休使う?かどうかな〜って。」彼女の声は少し弾んでいるようだった。 「そうだな、よし使おう。有休取って会おうや。」 「来週の木曜とかでもいい?」 「おぅ構わないよ、決まったら連絡くれりゃすぐに俺も休み取るから。」 「うん、わかった。それじゃぁまたねー!!」 と明るい声で約束を交わすと電話は切れた。
と、そこで目が覚めた。 あまりにリアルな感覚に枕元の携帯の着信履歴を確認する。 もちろんあの娘からのコールなど無かった。 どうやら私はあの娘が好きだったらしい。 今頃気づいても遅いっつーの。(寂笑) ちなみに亡くなった“恩師”は当時彼女の部署にいた上司でした。 もちろん現在も健在だと思いますよ。確認した訳じゃないですが。(笑)
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