獅々丸の雑記帳
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人には色んなお気に入りのモノがあるものなのですね。 その夜に見たオジさんのお気に入りはタオルだったようです。 それもお洒落なスポーツタオルとかじゃ全くなくて、普通の白いバスタオル のようでした。 そのオジさん、自転車に乗ってるんですが、どうもそのお気に入りのタオル を頭に巻こうとしてるとしか思えません。当然片手運転です。 しかし自転車を漕ぎながら片手でバスタオルをどうこうするのは、どうみて も無理があります。ついでにその夜は風も吹いていたし。 頭にバスタオルが巻きついたりして、漕ぐ自転車もフラフラしてます。 あ、言うの忘れてましたが、ちなみにこのオジさん、車道を走ってました。 つまり私の前をフラ〜リフラリと走っているのです。 危ないのでゆ〜っくりとパスしたんですが、運悪く信号に捕まってしましま した。 後からお気に入りのタオルと戯れるオジさんが・・・。 「ひぇ〜、ぶつかんないでくれ〜。」と祈る私。 ヒラリ、ヒラリと車を避けて走る自転車。相変わらずタオルと踊るオジさん。 信号が青になるとまた車道に出て私の前でヒ〜ラヒラ。 が・・・。 急に空に舞い上がる白いバスタオル それはフワッと私のSS君も前に落ちた。 慌てたオジさん、降りた自転車が倒れるのも構わずタオルに駆け寄る。 つまりはSS君の前に駆け寄ったんですね。
人には色んなお気に入りのモノがあるものなのですね。 時には、白いバスタオルが命よりも大切なものにもなり得るようです。 あ〜不可解。
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