過去日記倉庫(仮名)
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フリフリおれ的わたし的ベスト2007はこちらより


2007年09月24日(月) 即興 / ダーティ・ワーク

出稼ぎしてみようかなあ…。沖縄の求人誌って季節労働とか県外の募集も多数載っているのですが、ぼーっとご飯を食べながら眺めていたら、自動車や半導体組み立てに混じって雑誌の校正の仕事を見つけて釘付けになりました(笑)。うぉ…これも交代勤務なんだ…埼玉県川口市。ぜんぜん絵が思い浮かばないんだけど、工場みたいにフロアにいっぱい人が居て赤ペン片手に雑誌読んでるんだろうか(笑)。わかんねえ、でもこれなら楽しそうなのでひかれる。のがオワットルんだけど…逃げたいのかなあ。

マルセル・マルソー逝去。ボーっとしてる間にいろんなことが起こる。斎藤次郎先生の逮捕はテレビのニュースで見てびっくりでした。高校生の時に教育問題がマイブームで、いろいろ漁って読んでたのですが、斎藤次郎さんは評論家っていうよりも子供心を忘れない変わった先生という感じで読んでて楽しかったです。小学校に留学(笑)したこともあるよね。4年生だったかな、一緒に授業受けたり給食食べたりして。楽しそうでした。

すらっと容疑を認めて捕まっちゃう所も大らかというかぶっとんでるのかなあ。公式サイトを初めて見たらジャズが好きとか書いてありました。エリック・ドルフィが好きだとか。へ〜、どのアルバムが一番お好きなんだろう、なんて感慨深いものがあった。まあオチはないのですが。(すみません)

時間つぶしに入った本屋で気になる本を見つけました。イラン音楽 声の文化と即興というものでCD付きです。作者がサントゥールの演奏家で自らデモ演奏(本文中の楽譜を演奏しているらしい)もしています。若い方で親しみを持ったし、文章も割りと平易で読みやすいと思いました。

デレク・ベイリーの著書インプロヴィゼーションでインド音楽について語っていた所があったのを思い出したのですが、あれはどちらかというと聞き書きなのでエッセイに近いと思うし、まるまる一冊を即興(しかも非西洋音楽の)に焦点をあてて専門的に解説した類書はまず思い当たらないので、かなりおもしろい本だと思います。何と言っても解説者が演奏家であり、イランのコミュニティの中で生活しながら楽器を学んだという経験があるというのがいいなあ。楽譜もいっぱい載ってて音楽的解説も多いので演奏家にもおすすめだと思います。

最初の方に書いてあって印象的だったのは、即興がむしろそのコミュニティの価値観を再確認し共有することである、というようなことでした。イラン音楽に限定した記述ではあるけど、これはイラン音楽にとどまらず、むしろ即興というものに原理的にそなわったものであるような気がしました。ジャズのビバップとか、フリージャズだってそうだもん。

バップとかジャズとかもう伝統芸能と言ってもいいと思うのですが(笑)、あれは当時の時代精神への憧憬という所も含めて価値観を共有して定型を把握していることが前提になっていると思う。その上で「新しい」(それも定型に沿った新しさであると思うんだけど)ものを付け加えてゆくこと。逆に言えばコミュニティの外部にあったヨソモノ(=ノイズ・雑音)を内部に引き入れ歓待する行為であるとも言える。なんて妄想が広がった。この本を入手して読みながらまた考えたいと思います。


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この頃家人が夜在宅なのでPCが空くのを待ったりします。深夜モスで夢日記を書き散らしながらこの間図書館で借りた絲山秋子のダーティ・ワークを読んだ。短編集で、主人公が女ギタリストだというので借りてみました。題名もストーンズの曲名みたいですね。全然聴かないのでわからないんだけど。何人かの登場人物がしりとりみたいにつながってるような連作。さらっと読めて違和感を感じないのはいいけど後にも何も残らない本でした。漫画みたい。

まあ私は小説の良い読み手ではないので…ロックとかギターについてマニアックな記述を期待していたのですがそんなに出てこなかったですね。主人公はプロのミュージシャンなんだけど、なんか貧乏なのに生活感が無くて(失礼)、あんないろんなことに関して淡白でやっていけるものなのか。しかもなんでストーンズなんだろうって感じなんだけど。そういう薄さがいいのかしら。

映画の原作になったイッツ・オンリー・トークなんてキング・クリムゾンらしいんだけどこれもそんなに必然性はないのかなあ。映画に出てこなかったしね。ロックの曲名を使った小説というと新井素子のあなたにここにいてほしい(ピンク・フロイド)とか橋本治のS&Gグレイテストヒッツ+1と強烈(笑)なのばっかり思い出すので拍子抜けするね。それともストーンズとかクリムゾンのファンだったら共感する所があるのだろうか。


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