過去日記倉庫(仮名)
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フリフリおれ的わたし的ベスト2007はこちらより


2006年10月07日(土) 原田依幸 solo piano at チャイハナ (メモ)

かなり簡単なメモですが。

父親からの着信を気にしながらの鑑賞。後でかけ直し、体調が悪いと母からきいて長居ができなかった。ちょっと余裕がなかったのが残念。1セット目は30分ほど。20時過ぎてすぐに始まりました。チャイハナは民家を改造したジャズ喫茶で、レジの横にアップライトピアノが置いてあって、今回もそのピアノを使用。ピアノの見える正面のフロアに机と椅子が並べられ、横の見えない所にミキサー卓が用意されて録音しているようでした。お客さんは10人ほどでしょうか。年齢層は高めで、顔見知りは殆どいない状態でした。

演奏は、1セット目は指慣らしをしているのかなという印象。場面展開がとても速い方です。手首をねじって縦横無尽に指を転がす奏法が目立つ。思ったよりも歌う所が多くてエモーショナルだなという感じでした。共演者がいる時とは違うのかな?原田椅子を聴いている時はもっとインダスリアルというか?人間離れした激しさを感じたのですが、ソロはそうでもないような気がしました。(ていうか原田椅子からかなり時間たってましたね)ピアノがあまり響かないからなのか、ダイナミズムの幅を十分に聞き取れないのが残念でした。

2セット目は21時頃開始。今度は50分近く続いたと思います。前回より若干音響的な場面が増えました。ペダル踏みっぱなしで鍵盤を叩き続け響かせたり、また片手で鍵盤を抑えっぱなしにしてもう片方の弾いた音を響かせるという方法があるのですが、それでより多彩な表情がついたと思います。また低音の鍵盤を指を上げずに押しつけてミュートするような所があって、バスドラのキックを踏みつけるようなニュアンスがあっておもしろかったです。しかも心なしか小山彰太先生のバスドラっぽいような音でした(笑)ちなみにペダルはドラムでいうヒールアップ奏法なのがへ〜という感じ。普通はかかとはつけていて、原田さんは脚の長い方なので演奏しづらくないのだろうかと思った。何か違うのかな?

山下洋輔さんのエッセイで読んだ記憶があるのですが、ピアニストの宿命として、自分の楽器を持ち運ぶことができないということがあって、それは弱点でもあり恩恵でもあり、まずこのピアノをどう弾くのかという見所もあるように思います。ドラムもそういう所がありますね。全部セットを持っていくということはなかなかできなくて、選んで持って行って他のものは借りたりして。それでいろんな楽器に触れるという楽しみがあるのですね。今回の演奏もいつもやっているアケタの店とは違う感じではなかったかなと思います。

それでピアニストがピアノを含めてこの場と対峙するといった視点で見ていると、即興を重ねていきながら、おもしろい音になるポイントやよく響く所をサンプリングして後で戻って使ったりしていて、あーこうやって演奏するんだなあというのがわかっておもしろかったです。あと原田椅子で聴いたフレーズが出てきてにやりとする所があった。手癖ってやつかしら?フライヤーの写真で原田さんがレッチリ(!!)のTシャツを着ていたから、ということはないですが、低音をオクターブでごんごん弾くのはヘヴィロックっぽいイメージがあるのかなあと思いました。萌。

また後半、高音部がけっこうキラキラきれいに響く所を探り当て(なんかエロい)いっぱい弾いてくれたのがよかったです。また聞きなれたメロディだと思ったら、私が小学生の時に器楽部に入ったばかりの時にやったドナウ河のさざなみという思い出のある曲で、切れ切れに、かなりブルージーなアレンジになっていましたが、好きな曲なのでとても嬉しかったです。これが自分へのプレゼント(馬鹿)だったかもしれない。


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