そこにある時間
「出逢うのが遅すぎた」
絶対にそんな事は思わない。この人生で出逢えたこと自体が奇跡だもの。
「あの人」と過ごした今までの「時間」、そしてこれから過ごせるはずの「時間」を自分のための思いでとして綴っていこうと思います。
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とっちゃんからの連絡は17時過ぎだろう…そぅ思っていたから、私は痛めている首の治療のために、またマッサージにきていた。
転た寝しながら順番を待ち、自分の番になりマッサージ開始…
と。
メールが入ってきた。
とっちゃんからだった。
「パチンコ屋の駐車場の三階にいます。おいで」
私はマッサージを途中で中止してもらい、私はとっちゃんが待つ場所に向かった。
嬉しかったの、「おいで」って言葉が。
私は急いで、急いで。
駐車場に到着して、とっちゃんの車のドアを開けると
「パンある?ないかぁ・・・」
って悲しそうな顔したから、わたしは近くのファミマに車を走らせた。
そして買ったのが
○甘いパン ○鮭のおにぎり ○ハイシーレモン ○スタバのラテ ○チョコビ
そして私は駐車場に戻った。
とっちゃんの車に乗り込もうとしたら、とっちゃんが私の車に乗り込むしぐさをした。
だから私は再びエンジンをかけ、とっちゃんが暑くないようにクーラーをいれた。
とくに会話はなく、とっちゃんは私がプレゼントした「ゴッドハンド輝」をもくもくと読んでいた。
読みながら、お握り食べたりパン食べたり。
私はただ横でじっと、とっちゃんの様子を見たり見なかったり。
するととっちゃんが首をモミモミしている。
どうやら首がこっている様子だったから
「首と肩、マッサージしようか?」
と私が聞くと、「うん」と返事が返ってきたから後部座席にまわり、とっちゃんの首と肩をマッサージし始めた。
首もコリコリ、肩はゴリゴリ。
クーラーが聞いた車内で私はうっすら汗をかき始めていた。
とっちゃんは時折、うっとり?しながら漫画を読むのをやめ、目をつぶっていたりした。
「明日は夕方6時以降じゃないと逢われへんからな」
そう私に伝えてきた。
そのためだろうか、昨日は「5分以上30分未満」と言われていたのに、結局1時間半逢えていた。
途中、
「ぶす」
と言われたけど、これはとっちゃんの「お愛想」なので、ご愛敬。
今日は18時までとっちゃんと逢っていた。
来週から私は新しい仕事が始まる。
だから夕方しか逢えなくなる・・・。
でも、これもしょうがない。
とっちゃんと別れた後、途中で飛び出してきたマッサージ屋にまた戻った。
そして事の成り行きをある程度話したら、友達の院長が
「好きなもの同士は言葉なんかいらんし、第一嫌いな子にはマッサージなんかされたくないもんやで」
そう言ってくれた。
本当かな・・・?
とっちゃんもそうなのかなぁ。
でも、きっと大丈夫。
大丈夫。
とっちゃんはそこにいてくれるはずだから。
大丈夫、そこにいてくれるから。
大丈夫。
大丈夫。
Toっちゃん
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