そこにある時間
「出逢うのが遅すぎた」
絶対にそんな事は思わない。この人生で出逢えたこと自体が奇跡だもの。
「あの人」と過ごした今までの「時間」、そしてこれから過ごせるはずの「時間」を自分のための思いでとして綴っていこうと思います。
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別に私が聞いたわけでもなく、とっちゃん自らが話してくれた。
知っていてほしいからなのか、安心しているから話してくれたのか。
とっちゃんは若いころからとてもモテたらしい。
変な話、一日3股なんて当たり前だったらしい。
お顔は今で言うハンカチ王子そっくり。 写真見たけど、少し目の離れたハンカチ王子(笑)
毎日毎日一生懸命働いては3股、4股の日々。
そんな中、スナックの一人の女性と恋に落ちた。
でも、その女性には旦那さんも子供もいた。
本当に好きになって愛し合って、心がそれぞれを求め始めた。
その女性と旦那さんは家庭内別居状態だったらしく、とっちゃんは裁判してまで彼女と旦那さんを別れさせて結婚しようとまで思っていたんだって。
だけど、だけど。
その女性の子供の一言が思いとどまらせた。
ママをとらないで
この言葉はとっちゃんを冷静にもどし、そしてその彼女とは泣く泣く別れたんだって。
その時のとっちゃんの気持ちはきっとつらかっただろう。
そしてその時とっちゃんが毎日のように聞いていた曲がサザンの「夏の日のドラマ」
これは、桑田さんが歌っていないんだけど、なんともメロディーと歌詞が切ない。
この曲を聞くたび、とっちゃんはその時のことを思い出すんだって。
その後とっちゃんは前の奥さんと結婚して男の子3人のお父さんになった。
だけど離婚。
子供を引き取り育てているときに、ついに運命の彼女と再会。
前世からの縁のある彼女。
そしてそこにニュゥっと登場したのがわたし、ゆみ。
私もとっちゃんとは前世からの縁を持って生まれた。
今世では出逢うはずじゃなかったのに、とっちゃんがまず私に気づいて見つけてくれて、そして今の関係に。
今じゃすっかりメタボなとっちゃん。
横から見たら立派なお腹。
ベッドにうつ伏せになると、お腹がブニュとつぶれてるのがよく分かる。
とっちゃんの人生波乱万丈。
そしてとっちゃんに出逢ってからの私の人生もこれまた波乱万丈。
出逢って3年、本になりそうなくらい波乱万丈な時間を共に過ごしたとっちゃんと私。
これからも続く、この関係。
もしとっちゃんが私から離れるとしても、いや・・・そんな事は永遠にないと信じてる。
だけども、もしそうなったとしても、私はとっちゃんの記憶に永遠に残る。
思い出になる日が来るとしても、決してとっちゃんは私を忘れない。
それは自信があるもん。
とっちゃんの過去、まだまだいろいろあるけど。
人にはそれぞれ色んな過去・歴史があるんやね。
そんなんもひっくるめて私はとっちゃんが大好き、愛してる。
私はとっちゃんから離れない。
そしてとっちゃんも私を離さない。
Toっちゃん
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