そこにある時間
「出逢うのが遅すぎた」
絶対にそんな事は思わない。この人生で出逢えたこと自体が奇跡だもの。
「あの人」と過ごした今までの「時間」、そしてこれから過ごせるはずの「時間」を自分のための思いでとして綴っていこうと思います。
DiaryINDEX|今まで|これから
今日はとっちゃんと逢えない日だったから、たまには自分のために時間を使ってみようと思い、
1.観葉植物の土の入れ替え
2.仕事の勉強
などをしようと思っていた。
準備を整え車に乗り込み、いざ出発。 この時点で時間は11時20分。
運転し始めてしばらくすると、とっちゃんからメールが着たことを知らせる着うたがなった。
タイトル 「今日は忙しい?」
内容 「昼から関空にデートしない? 両替・・・」
デートはうれしいけど、ドクロマークは喜べないし、おまけに両替ってデートじゃないし。 まぁ、それでもとっちゃんが私を必要としてくれているなら、予定をすっ飛ばしてもとっちゃんを優先。
約束場所と時間は、とっちゃんの家の近所のいつものローソンに13時。
私はローソンに早めについて、とっちゃんのために煙草と飲み物、そして今日はチョコを用意。
13時05分ごろ、とっちゃんがトコトコと歩いてきたので、車に乗り込みいざスタート。 と言っても、デートからは程遠い、関空へ両替のために向かった。
途中、とっちゃんの携帯に彼女さんからお茶のお誘いがあった。 だけど、今はお茶よりも両替。
お茶はいつでもできるもんね・・・・。
車中ではとっちゃんのためにと準備してあった「水曜どうでしょうーサイコロ4」を上映。 楽しそうな声をだして笑うとっちゃん、そしてその声を聞いて嬉しくて思わず私も笑ってしまう。
私が運転しているととっちゃんが、私の数珠を触ってきた。
「サイズはかったみたいにお前の手首にぴったりやな」
うん、確かにサイズを知っていたかのようにぴったり。
1時間後、空港に到着。 まずは目的の両替所へ。
ドルから円に替えるんだけど、最近の円高ドル安にはまったくもって泣かされる。
たまたまアメリカからの観光客の人がいたから思わず一緒に
「Thank you very much to Mr. Bush!」
と言っては、とっちゃんと私、そして観光客の人と皮肉交じりに言ってみた。
両替後珍しくとっちゃんのおごりで、この空港に来たらいつもいく喫茶店に行った。
そしてなんとなく、数珠の話になった。
この数珠に入っている石の名前をいくつか教えてくれた。
●ローズクォーツ 「自分も他人も分け隔てなく、愛する心を育む」 「ハートの癒し、自己愛、受容と開放」
●レッドコーラル 「愛情豊かに・恋愛のお守り・豊かな創造力・生命力の向上・」
●ピンクコーラル 「恋愛運アップ・癒し・女性のお守り・不安を取り除く」 「豊かな愛を導く」
●水晶 「浄化・明晰さ・才能開花・魔除け」
後一つが不明。黄色い石で、たぶんアラゴナイトだと思うんだけどなぁ。
この数珠にはとっちゃんの「目」がはいっているから、私の行動や考えはすべてお見通しみたい。
ある意味ちょっと・・・いやかなり怖いかも。
その後私ととっちゃんは何もせずに普通に、私ととっちゃんの住む場所に戻ってきた。
だって、今日はとっちゃんの三男坊、「けいすけ」くんの誕生日。
だから早く帰らなきゃならないもんね。
で、なぜか私が「けいすけ」くんのためにケーキを買うことになった。 一度も会ったことはないけど、なんだか三兄弟には親しみがある。
ケーキを買って、さぁ、今日のデートもおしまいだ・・・・と車を駐車場から出そうとしたら、とっちゃんからストップがかかった。
「なんでだろう・・・?」
と思って話を聞いてみたら、なんと信号待ちしている対向車線の車の中に、どうやら彼女さんの車があったようだ。
私たちはタイミングを見計らって駐車場から出ようとした。
だけど、タイミングが合わず、なんとも最悪なタイミングで駐車場から出なければならず、とっちゃんいわくはどうやら見られたらしかった。
その瞬間とっちゃんの口から出た言葉は、
「最低や」
いったいどういう意味だろう。
私に言ったのか、彼女に言ったのか、それともこのタイミングの悪さにたいして言ったのか。
いずれにしろ、とっちゃんは家に着くまでほぼ無言だった。
とっちゃん家に到着。
降りる間際に私がかけた言葉は
「また明日ね」
「うん、明日な。ありがとう」 − とっちゃん
なんとも終りが複雑だったけど、でも明日も逢えるし・・・。
でも、私はとっちゃんと時間を過ごせて幸せだった。
もし、とっちゃんが私とのことをただたんに友達と思っているなら、別に彼女に見られても平気なはず。
そう思うのは、すごく勝手な事なんだろうか。
私との事も大事に想ってくれているから、見られたらマズかったのかなぁ。。。
とっちゃん、今日も一緒に過ごせる時間をくれてありがとう。
たとえ私はあなたにとって便利屋だとしても、それでも私をその時必要としてくれたのは間違いないわけで。
これからもあなたにとって役に立つ人で、女性でいるように頑張ります。
たとえ石にどんな意味が込められていようとも、私に心があなたから離れることは間違いなくない!!
そう言いきれるのは、私が本当にあなたのことが大好きで、愛しているから。
Toっちゃん
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