舌の色はピンク
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2022年11月26日(土) 広島へ1

5時起床。晴れ。
夜中に一度娘が目を覚ました際にはひやっとしたが、
その後スンナリ寝てくれた。

さっさか洗濯機をまわし、朝食準備。
予定通り5時20分に妻を起こし朝食。休日トースト。
洗い物、歯磨きを済ませ、洗濯物を干し、
6時15分、娘の着替えと保湿をやり、授乳してもらう。
準備は色々あるが、
事前に立てていたスケジュール通りに進む。
自分の着替えをし、残りの荷造りを整え、娘の支度もしてやる。
ゴミ出しを済ませ準備完了、
7時にタクシー到着の連絡が入る。
7時10分に乗車。
運転手は物腰柔らかな好青年ではあるが、頼りない。
 道はどうしますか?
と訊かれたじろぐ。
高速を使うか否かという質問のようで、
その言い方で通ることがほとんどか知らんが、
曖昧な尋ね方だ。
そして、上と下でどれほど時間がかわってくるかを確認してみると、
即答できないのはまだよしとしても、
しばらく考えあぐねている間車を発進させないのは愚鈍に過ぎる。
なんであれ通りには出るのだから発車してから
相談を進めればいいのにもたついている。
運転が始まってからももたつきが気にかかったが、
そこは安全運転と見なすことにした。
なんであれ無事に8時に東京駅へ着きほっとする。
時間はまだあるからと、しばらく駅弁屋を探した。
これにやや手こずり途中で焦りはしたものの、
無事夫婦二人分の駅弁を入手して新幹線乗り場へ。
ベビーカーは入り口ドアに対しギリギリ、
座席についても後部の荷物スペースに
ギリギリ入るというサイズでやや怖かった。
新幹線が発車してからは、ベビーカーに戻したり
抱っこしたりを繰り返した。
大分体力はもってかれるが、
もとよりそのつもりだったから苦ではない。
オムツ替えは広めのトイレの方に
設備が整っていてやりやすかった。
授乳は妻がケープでおこなった。
初の試みだったが思った以上に目立たない。
ただ、姿勢的に無理しなければならないようで
だいぶ疲れ果ててはいた。


娘の落ち着いている間は読書。
ハーメルンに哭く笛。
表紙の時点でかなり痛々しいんじゃないかという不安があった。
読んでみると文章はまともだしキャラクターも悪くない。
ただ主人公造形だけが…やや…
まあ判断は読み終わってからだな。

駅弁食べておやつ食べて本読んで
娘抱っこして妻と会話して景色眺めて
たまにスマホ見て…
新幹線の4時間は悪くない。
娘の泣き声が車内に響き渡ってはしまわないか、
その不安はかなり強かったけれど
ほとんど問題なかったといえる。
泣いたらすぐに抱っこして連結部に連れ出してたし、
ちょっと泣くくらいなら走音でかき消される。
ていうか記憶ほど静かじゃなかったぜ新幹線。
振動も。
まったくないような印象だったけど
ほどよく揺れてくれるから娘にはよかった。
ちょこちょこ眠ってもくれたし。

一人だけ、京都あたりから乗り込んできた
通路を挟んだ向かい側の席の一人客、
40代の悪ぶった男がノーマスクで咳してるから
こういうやつから赤子の泣き声指摘されたら
どう対処しよう、と考えていた。
穏便に済まさない対処として考えたのは、
 おいうるせえぞ、ガキが泣いてんなら親が黙らせろ、
とでも言われた返しで、
 はあスイマセン、あなたも咳しないでくださいね、
と一度返し、
向こうがそれに反論してきたら、
 オマエは咳を止めてくれるお母さんに
 一緒についてきてもらえなかったんですか?
と切り返す。
こりゃ完璧だ。
穏便でないことを除けば。
さらに剣呑にするなら、
オマエのバカな母親は…とすることになるが、
これはさすがに人道にももとる。


新幹線は予定通り12時23分に広島駅へ到着し、
北口からタクシーを拾う。
心配していた荷物問題はあっさり解決。
トランクにベビーカーもスーツケースも収まった。
ぎりぎりだったけど。
さらに手荷物を抱え、娘は妻が後部座席で抱っこして、
義祖父の家へ向かった。
おおよそ20分弱。
運転手は広島弁の気のいいおっちゃん。
気分良かった。

13時前に義祖父宅到着。
ベビーカーのみ玄関先に置かせてもらい、
なかに入って挨拶を交わす。
先にきていた義弟夫婦がすでに娘を抱っこしていた。
また、妻のイトコたち、おじさんおばさんもいた。
義祖父は娘とは初めての対面となる。
ここを引き合わせるのが今回の一番の目的だ。
あとでゆっくり構ってもらうとして、
この時点では慌ただしく挨拶を一通り済ませていった。

妻は二階で喪服に着替え。
僕は一回にとどまり娘にミルクをやった。
義弟の奥さんとも初めての対面となる。
まったく実感はないがいちおう義妹にあたるわけだ。
会話中すっと、お兄さん呼ばわりされてびびった。
妻が着替えをしている間に液体ミルクをやった。

13時半ごろ、一同揃って徒歩で一周忌法要の会場へ。
娘は僕がコニーの抱っこひもで運んだ。
会場は幼稚園…保育園?併設のお寺。
集まった面々は20人ほどはいたろうか。
一年前にもお会いした方々ばかりだ。
当時は妊娠していた妻が無事に出産できた、
これが娘ですと挨拶していく度に祝福の言葉をもらえる。
やはり娘をカワイイと評してもらえるのは嬉しい。

坊さんは一人。
天気も晴れていて、和やかに法要は始まった。
お義祖母さんの遺影を見ていると泣けてくる。
本当に娘をお見せしたかった。

どうでもいいこととしては
会場内にあるYAMAHAのエレクトーンが気になった。
いつ使うんだあれ。

焼香だけ娘抱っこしたままだから慎重にやった、
ほかは何も滞りなく、法要は無事終了。
終わってからも娘を抱いて各人をまわり、
人によっては抱っこしてもらったりもした。

納骨のためタクシーでお墓へ。
ものの10分程度で着き、
お墓に骨が納められるのを一同で見守る。
15時半ごろには終わり、
タクシーに乗って親族は義祖父宅へ。
僕ら夫婦と娘は歩いて帰ることにさせてもらった。
外の涼気は気持ちいいし、娘も乗り物続きなので。
途中ゆめタウンという商業施設に寄って
マクドナルドで照り焼きマックを買い、
川沿いに並んで二人で食べた。
赤子連れて喪服で地べたに座って
ハンバーガー食ってる夫婦というのは
かなりアナーキーだった。
まあ僕らディズニーシーでもベンチ座ってジョジョ読んでたくらいだしな。

帰り道はちょっとだけ迷ってしまい
16時半近くなってようやく着き、
ほっとする暇もなく日が暮れる前に写真撮影。
玄関先にならんで妻持参の一眼を三脚に立てて
無事撮影は済んだ…のだが、
そのあと妻が三脚を倒してしまい、カメラが地面に落ちた。
だいぶやばい落ち方だったが、
その場はとりあえず収めて部屋に戻り、
妻が二階で授乳と着替えをしている間、
義弟夫婦の結婚式の映像を見せてもらった。
ノーカットでずっと見させてもらい、
なかなか楽しめた。
自分の結婚式との比較ができるので。

また、この時間に果物とコロッケをいただいた。
いちごはやけにうまかった。
コロッケの方には思い出があり、
以前訪れた際、義祖母があげてくれた大量のコロッケを
妻とたらふく食べさせてもらった記憶は幸せに彩られている。
想起したら泣きかねないとも思われたが
山盛りでなく小皿に一つずつという格好で出してもらえたから
平常心で食べることができた。

着替えを終えた妻はカメラの破損をかなり不安がっていた。
レンズの蓋が開かないのだ。
なかでカラカラ音がする。
おそらく壊れているだろうという見込み。
義祖父は、買ったらええ、出しちゃるけえと豪気だが、
今回すでに旅費まで多めにいただいているのだ、
そこは妻もわきまえているから、大丈夫大丈夫と笑ってはいた。

夕飯に寿司を頂戴し、それからは一同に
じっくり娘を可愛がってもらった。
写真もいくつか撮り、
今回達成したかったことのほとんどはできたといえる。

食後またカメラのレンズにとりかかり、
僕がちょっとした工夫で蓋をこじ開けてみたら
中から破損したレンズの破片が飛び散った。
おじさんに掃除機をかけてもらったりてんやわんや。
壊れっぷりはいちぢるしく、これは買い直しがいる。
妻はなんとか笑っていた。
あんまり笑い事ではないが笑っていた。
少なくとも撮影データは無事だから、その点はほっとしていた。

翌日も来る旨を伝え、19時ごろにおいとま。
義母が手配してくれたタクシーに乗り込む。
こちらも広島弁の、ひょうきんな運転手さんだった。
20分ほどでホテルに到着。
すぐにホテルマンが荷物を運び出してくれて助かる。
ホテルマンにしてはやけに軽い調子だったが失礼ってほどでもなかった。
チェックインして入室、きれいな夜景に見とれるより先に
機嫌のすぐれない娘を抱っこしてあやす。
そしてどうしてもという妻に従い、
ホテル至近のコンビニまで出て炭酸飲料を買ってきてやった。

授乳してもらってからは娘はやや調子を戻し、
僕が風呂に入れた。
娘を連れてきてもらう寸前、下痢を放ったらしく
妻は悲鳴を上げていた。
今日のところはお湯は張らず、
シャワーで身体を入念に洗うだけで済ませた。
妻の入浴中に娘を寝付かせる。
ホテルが用意したベッドに備え付けられた
布団がちょっとだけコワイからと端に畳んでおいて、
横にさせた後はしばらく泣いていたが
これは放っておいても寝るやつだなとあたりをつけ、
無視してみたらものの数分で寝てくれた。

妻だ風呂から上がった後、
一人ずつかるく夜散歩することに。
妻は40分ほど、ホテル前のイルミネーションを追って
歩いていったようだ。
僕も30分チョット歩いた。
数十分とはいえ夜に慣れない街を一人で歩いていると、
気分だけは一人旅の風情を味わえる。

部屋に戻ってからテレビを付けてみると
映画チャンネルでグリーンマイルがやっていた。
妻と一緒に見るともなく見たが不快極まった。
ほんとどうしようもない、しょうもない映画だなコレ。
スティーブン・キング自体合わないんだけど。
妻とボロクソ言いながら、ラストだけは見ずにテレビを消した。

荷物の整理など済ませるのは明日にまわして、
23時半に一度娘を起こして授乳してもらった後、
0時近くに消灯、就寝。


れどれ |MAIL