舌の色はピンク
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2022年03月22日(火) 電力逼迫、誤読、エゴと妊婦、妄想読書会

雨。さっむい。なめとんのか。
でも心構えはあったからまだ気が楽。

弁当は牛丼。
もはや定番化しつつあるな。
簡単だし美味しい。
肉屋様様。


先週の自身の影響で電力が逼迫している。
関東一円に警報が発令された。
東日本大震災で制定されて以来初めてらしい。
我が家は電力を東京ガスと契約している。
「だから東京電力とは関係ないってことでいいの?」
と妻が問う。
「いや、そうはならないでしょう」
「だよね? でもこの警報の言い方だとわからない。
推測はついても、実際にはどっちかわからない」
それに対し、どうあれ電力は切り売りされているのだから、
おおもとが逼迫している以上は、
東京電力にかかわらず各社に影響が出るわけだから
全的な警報だと見るべきだろう、
対象を指定していないからこそそのまま全世帯が対象なのだろう、
と見解を開陳したが妻はまだ納得していない。
だいいちがペーパーテスト的に
ハイこっからここまではオーケー、
こっからここまではダメですといった
竹を割ったような答えを現実問題に求めるほうがおかしい、
じゃあ津波の警報が発令されました、
どこそこにお住まいの方は避難してくださいといって、
その指定区域からちょっと外れているからと避難しかなった人が
結局は被害に遭いました、
それで文句を言うのはやはりおかしいだろうとたたみかけた。
「これっておかしくない?」と問題提起してきた側に
「そんなにおかしいことじゃない」と反論して
「おかしい、という指摘がおかしい」と指摘したまでだた
イヤにこじれてしまった。
寝起きで頭がまわってないの、ごめんねと妻が謝る。
こちらも言い負かすのが楽しいわけじゃないのでそこまでにした。

朝イチですき焼きの特集。
苦味がどうのこうのといって、
視聴者に四択を出している。
ゴーヤ、生姜、コーヒー、ビール。
くさみや尖りを緩和させると言えば生姜だなあと思って見ていると
果たして正解は生姜。
しかし問題を誤読していた。
苦味、という言葉から即時に
「苦味をとるには」と思い込んでしまったのだが
実際には
「苦味を出すには」だった。
読解の穴。
これは猛省しなければならぬ。
思い込み、先入観て良くない。


「自分の傷にだけ敏感で他人の傷に鈍感な人が増えている」
というツイートを見て、
ウム確かにと一瞬は同感したものの
他人の傷に鈍感な人、という手合いこそが
本当に救われなくちゃいけない対象なんじゃないだろうか。
少なくとも、
他人の傷に敏感でありたい人が
切り捨てていい対象じゃないと思った。
物語の主人公になれない「普通のひと」が
物語の主人公に敢えて据えられるようになって久しいけれど、
そこからすらこぼれおちた
「普通のひとに半歩満たないひと」
が最も苦しいって、ままあると思う。
僕はソレを『割拠』で書きたかったはずなのだけど
まず『トキノ』仕上げないと…な。


エゴについて。
「自分のことだけ考える」、
「自分に利するのを第一に置く」、
という身の振り方は、
まぁそれを悪徳とするかは議論の余地あるけども、
一般的には美徳でない、という前提で話をすすめる。

妊娠というのは特異な在り方だ。
お腹の中の子を守るには
傍目からは利己的な行動も必要になってくる。
たとえばハイ今回のように電力の節減が推奨されました、
一般家庭ではなるべく暖房を切るか温度を低めに設定してください、
という状況の中で、
しかし妊婦は身体を冷やさないように、
とすると暖房は切れない。温度も下げられない。
ここで胎児は、利己の”己”の一部に当たるのだろうか。
古くは、まだ人の身になれていない子は神の子(持ち物)とされたろうし、
それでなくても共同体の産物として扱われたろう。
現代でいえば社会的な資本ともなりうる。
なにより、子どもには子どもの人格が認められる。
しかしまだ産まれてはないない。
「お腹の子どものために」は果たして利己的であるかどうか?
もうちょっというと、利他的であるかどうか?
この問いかけに対してスラスラ答えを述べられる理屈屋は、
大した頭の持ち主じゃないだろう。
エゴにまつわる命題はほとんど常に
答えにたどり着かない道筋を延々さ迷うだけ。
そのさ迷いそのものを楽しんだり、
なんらかの価値を見いだせる人物が僕は好きだ。


妄想の話。
恥ずかしくってとても人には言えないが、
「今の記憶を引き継いだまま学生時代に戻れたら」を
こんな歳になっても考えることがある。
かなうなら、中学校一年生時点で読書部を作ってみたい。
本を勧め合い感想を言い合うソフトな読書会から始めて、
ゆくゆくは課題図書に批評文を書くまで。
学年内の本好きや国語の優良生などを勧誘して、
教師陣は作文および小論文で丸め込む。
出版業界や製本について学ぶのもいいだろう。
イベントごととしては地域の、
あるいは中学生を対象としたビブリオバトルに参加する。
数々の図書館を渡り歩いたりもしてみたい。

で、ちょっと思ったこと。
親の夢を子どもに引き継がせるって割と批判されるけど、
夢ですらないこうした妄想を継がせようって話、あまり聞かない。
たとえばだ、子どもが小学校の時点で僕が読書会を主催する。
僕の友達やその子どもを集めて、
そのなかに自分の子ども加える。
子どものレベルに合わせるのではなく、背伸びしてもらう。
すると早い段階で本に親しみ、
本を通じて人と親しむことにもなる。
そうして中学校に入ったのち、
自ら読書部を組織してくれたら、
ああなんて素敵なことだろう。

これ覚えとこ。
10年くらい待たなくちゃいけないけど
10年くらい猶予期間があるともいえる。


あの娘にキスと白百合を。
全10巻読みきった。
ああ…あああ……
だめだやっぱキモキモオジサンになってしまう。
女の子同士の純愛って…まずい。
こう…ヒャアアアアってなっちまう。
ましてや キ キス とか、刺激が強すぎる……
封印だ封印。
少女漫画やエロゲの方がずっと健全だ。いやほんとに。


夕飯はマグロの漬け丼。
海苔とウールガイを加え、
さらには熟したアボカドまでのっけてしまう暴挙。
これに味噌汁。サラダ。
美味い。
美味いけどウールガイの風味が強くってアボカドがあんまわからんかった。


寒さに耐えかねて早めに入浴。
妻は腰を痛めている。
できることが少なく一日を早じまい。
フィナンシェだけ食べさせた。
レンジで1分弱温めてからトースターで1分焼く。
しかしこれは下策だった。やわらかくなりすぎる。
レンジで温めるのは十数秒でよかった。
香りは抜群に良かった。

0時を前に寝室へ。
寝際には今夜も民話を読み聞かせた。
アメリカの幽霊屋敷。
牧師が悪霊祓いに幽霊屋敷に乗り込む。
若い女の幽霊は、聞けば金貨目当てに婚約者に殺されて埋められた。
その男をとっちめてくれれば金貨を差し出すという。
で、とっちめて金貨を得て牧師は幽霊屋敷を改築して牧師堂にした。
歴史がない国の民話には綻びがなくってつまらないね、と妻が言った。
さもありなんさもありなん。


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