舌の色はピンク
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| 2021年12月18日(土) |
吉祥寺買い物、タウンセブン40周年、小金井水汲み場 |
朝食、洗濯を済ませてから図書館へ。 海野十三で検索すると大物しかなかったが 返却が年末年始の休館を挟んで三週間後であるし 思い切って借りた。 あとレシピ本と妻用にリノベーションの本。 帰ってきて即風呂に入った。めちゃきもちよい。 しっかり風呂掃除も済ませてやった。
妻が言うには このリノベーションの本は内容どうこうよりまず真っ先に 序文にある 「どの家も優越つけがたい」 という文章が気になると苦言を呈していた。 「優劣つけがたい、だよね?」 「そうだろうね」 「のっけからこういうことされると、 信用して読めないじゃない?」 「わかるよ。これは著者の責任? それとも編集者?」 「編集者でしょ。文筆家の本なら別だけど。 DIYとか工作系の人が著したってだけで、 文章のプロじゃないんだから、 編集者が直してやんなきゃいけないとこだよ、絶対」 「そらそだ」
今日は荻窪タウンセブンに入っている家電量販店に iPadを見に行こうとの予定があったが、 妻のつわりが軽くなり始めているので 吉祥寺にまで出向くことにした。 のんびり支度して11時過ぎに出発。 道中はかなり寒い。 妻にニット帽をかぶせてやると ヤメロヤメローと口先だけは抗う。 「虐待?」 「ぎゃくたい」 「暖かい?」 「あったかい」 「ぎゃくたいあったかい?」 「ぎゃくたいあったかい」
今日の昼飯は西荻に向かう道すがらにある蕎麦屋で。 妻は天ざるを、僕はたぬきうどんを食べた。 一口もらった蕎麦は、この前入った高級店には やや敵わないものの、十分美味しかった。 しかしそれ以上にたぬきうどんが出色だった。 外気温、体調などのタイミングもあってめちゃくちゃ美味い。 大満足だった。
正直な話子ども欲しかった?と妻が不意に言った。 何を言っても失言になりそうだね、 と僕は予防線を張ってから考え込み、 理詰めで考えていくと欲しかったことになる、 今はそういう答えになってしまうと正直に伝えた。 「私もそうかも」 「まだまだ実感湧かないからね」
西荻の手前でTSUTAYAに寄った。 なにか興味のある漫画があれば年末年始に借りてやるから 今のうちにチェックしとくといい、と言って数分泳がすと、 3月のライオンと、ミステリと言う勿れに目をつけていた。 どちらももともと買おうか検討していたくらいだから、 この際年末年始に読み切ってしまおうと決意した。
中央線で吉祥寺へ。一駅。 何も考えずヨドバシに向かう。 まずは本命、1FのAppleの売り場でiPad airを触る。 思ったより小さいねと妻。 こんなもんだろうと僕。 しばらく触ってから、たしかにと納得していた。 僕はお絵かき機能も試してみたが これはかなり高度なオモチャだ。 ペンの感知が優れまくっている。楽しい。 買うのは妻で僕のものにはならないが、たまに使わせてもらいたい。 導入が楽しみになった。
購入は一旦保留した。 中古販売も検討したいといった事情も鑑みて。 周辺機器なども見回ってから2Fへ。 妻がカメラを見ている間に僕は手洗いを済ませて 3Fでホットプレートを見た。 遅れて妻も一緒に見た。 やはり大きい。 キッチンの限られた収納スペースに置きたくはない。 用途もかなり限られている。 だが今回、妻が自身の母親から広島焼きを伝授してもらおうというのは、 ことここにいたってちょっと特別な響きを伴っている。 お義母さんは、先日亡くなった義祖母からの習いを思い出して ゆずジャムを作ったそうだ。 こうした親から子へ継がれる味を無下にはできない。 ホットプレートでさえなければ…。
こちらも一旦購入は見送り、 続けて6Fへ。 妻は貴和製作所でアクセサリを見ていた。 僕はDAISOを物色。 念願の、畳の上でも問題ない靴底をしているルームシューズを買った。
ヨドバシを出てブックオフへ。 手前の中古デジタル機器店にも立ち寄ったが、 どちらもiPad airは定価より数千円安い程度で、 これならば新品を買おうかと結論した。
そっからアトレへ。 富澤商店が目当てだったのだが、 どうやら店舗を東急に移したらしい。 妻はまだ体力的にはもつようだったから、 繰り出しついでにソファも探すことにした。
途中でたい焼きを買う。 酔狂で初めてカスタードクリームを注文してみたかったが 7分ほど待つことになるという。 寒空の下これは呑めない。 「どの味ならすぐ出せそうですか?」 「ええと…えっとですね…」 ウソだろ…。 出来上がっているたい焼きストックを前に販売員は絶句していた。 味4つくらいしかなくて、 カスタードについては答えられてるのに。 まだ不慣れとかそういうレベルの話じゃないと思った。 「この、つぶあんだとすぐ出せますか?」 「その…ちょっと待ってくださいね…」 他の味はどうあれプレーンならば即答できるだろうと思われきや 黙って考え込んでいる。 見かねた調理員が、出せますよと横から口出ししてくれた。 二つで500円近くするびっくり価格。 順当に美味かったけど気分は良くなかった。 販売員への悪感情はないけれど いい加減な商売してるなという経営面への不信感。 しかし妻のホクホクした顔を見て和らいだ。 いつもならハンブンコとするところを 今日は1コずつにしてやったのが驚きだったようだ。 なんていい人なんだ、とくりかえしていた。
東急の富澤商店では目当てのリスドォルとライ麦粉を買えた。 ついでに刻みオレンジピールも。 これでパン・デピスが焼ける。 妻はお年賀品を物色していた。 さんざ悩んだ挙句、ウチ用には煎餅を買った。 柿山というお店。デザインが凝りに凝っている。 缶入りの2000円の製品を買ったのだが高級感があった。 3000円以上には見える代物。
さらにPARCOにまで足を伸ばした。 ホテルなんとかいうカフェに入る。 だがこれは名前負けで、 ホテルなんか何も関係ない安っぽい店だった。 値段だけはしっかりとっていたが…。 エスプレッソも専用カップじゃなく なんだか汚らしい陶器だったし カフェラテはアツアツにもかかわらず マグカップに取っ手がなくてびっくらこいた。 だけど席から交差点を眺めることができて、 久しぶりの光景をノンビリ楽しみはした。
パルコの地下のインテリアショップは 記憶よりもずっとしっかりしていた。 むしろ高級品が多い。 ちょっといいな、と思った椅子や机が 何十万とする。 カタチだけ高価な家具というより、 現代的で小洒落てて実をともなった高品質の物が並んでいて、 見ているだけでも楽しかった。
そっからさらに別のビルへ。 Loftの方のピなんとかいう建物に入ってる モモなんとかいうショップ。 で数ヶ月前に惚れ込んだソファと再会。 これが欲しくて自由ヶ丘に行ったりもしたが 結局買えないまま。 今回は店員さんから話を聞いた。 なんでもウレタン素材と羽毛とのバランスに トコトンこだわった品なんだとか。 16万ほどかかってしまうがかけてもいいと思える出来。 デザインも座り心地も、 それに感度を刺激する霊性もビンビン漂わせてる。 が、製品の在庫が覚束ないようで納期は3月中旬となる。 さらに最も気に入った麻の生地となるといつになるか未定とのこと。 かなり後ろ髪をひかれながらも一度退散した。 だいぶ時間を食って17時。 テラスでは寒空の下マルシェが開かれていたが ちょうど店じまいをしていた。 僕の方は今日空振りが多かった印象だったが 妻は久しぶりに外へ繰り出せたということでホクホクしていた。 それなりの満足感で荻窪へ。 青山フラワーマーケットで花を見ている妻を待つ間に、 僕は惣菜コーナーでおはぎとよもぎ大福を買った。
このままバスで帰宅するつもりが何十人も並んでいて、 しょうがなく歩きだしてみると さすがに妻が疲れだしていた。 そして、何度も行き損ねているカレー屋、すぱいす屋にさしかかる。 ここで休憩を兼ねて飯を食べてしまうか… まだ18時になったばかりだし 夕飯の食材も買ってあるけど… それなりに悩んだ末、結局GOした。 妻は大喜びだった。 チキンカレーとキーマカレー、ポテトサラダを注文。 ポテサラは自家製マヨネーズな気がする。やたら美味い。 そしてカレーは、店名の通りスパイスがふんだんに効いている。 おいおいマジかよってくらい美味かった。 次回はエビも試してみたい。
スパイスの効能でポカポカした身体で帰宅。 妻は花をせっせと処理し、 僕は洗濯物取り込むなどにいそしんでいた。 テレビは録画しておいたドキュメント72時間をつけておいた。 小金井の地下水の水くみ場。 地域の人達が集まってくる光景はなんともよかった。 蛇口から水を出すためのハンドルは備え付けられていない。 地域住民は500円で鍵代わりのハンドルを買う。 これを持参して差し込むことで水を出せるのだ。 部外者が勝手に頂戴することはできないようになっている。 つまり登録を兼ねている。スバラシイ取り組み。 近頃だったら即会員制、個人情報をうんぬんとするところだ。 本当にスバラシイ。 本当にスバラシイよ…。
荻窪の、というかタウンセブンの情報冊子を読んでみた。 40周年なんだとか。 そりゃあなかなかのモンだなあと感心して頁を読み進めてみると ルミネ荻窪の同じく40周年とのこと。 これには驚いた。 もっとずっとポッと出感あったので。 なんでもタウンセブンのルーツは 戦後の闇市であって その当時の商工会が名前を変えビルをおっ立てた、 それがタウンセブンらしい。 その設立にあたってルミネは招致したとのことだ。 タウンセブンの社長のコメントが載っていたが 当時の番頭の言葉というのが心に残った。 「社長、アタマのいいやつは、十人に一人はいる。 しかし度胸のあるやつは、千人に一人だ」 面白いことをいうなあ!
あとタウンセブンに入ってる西友も40周年なんだとか。 これも近くにあった西友に交渉して タウンセブンに招致したものらしい。 しかし昭和の時代の、タウンセブンができるまえの 市場的な商店街の様子が写真付きで紹介されてたけど どうみても当時のほうが魅力的だ。 街が生きていて。 今でも変わらない魂を…とかなんとか抜かしてるけど やっぱあぁいうショッピングビルの中に囲われた八百屋や魚屋を魅力的には思えない。 これは生理的に。
あとほんのついでに西友の歴史を調べてみたら 無印良品てもともと西友のプライベートブランドだったんすか。 知らんかったな…。 西友の某さんが当時 記号化されたブランドによる消費活動の限界を見越して ノーブランドであることを第一に据えたビジネスモデルを 展開したんだとか。 それの成れの果てが今のあれだものだ。皮肉なもんだ。
それから聖剣伝説2に付き合った。 プレイしながら妻が、子どもに習いごとさせるとしたら 具体的に何かあるかと問う。 「それも、物心つく前にっていう。英語とか音楽とか」 子どもの学習能力、ことさらに物心付く前のそれを どう活かすかに関して世間では重大問題として扱っている。 最近の僕はこのテの作為を好かない。 ありがちな言葉でいえば、ノビノビ育てたい。 学ばせようとして学ぶこととなる、 そういうやり口は好まないとかなりハッキリ語ったが 妻はあまり聞いていなかった。 音楽を学ばせたいらしい。
念願のパンデピスを作った。 結婚式以来だから2年ぶりか。 卵がSサイズしかないからやや不安になりつつやった。 パンデピスは調法は相当ラクチン。 計量する材料の総数が多いのが面倒なのと、 あとは飾り付けか。 しかしナパージュを買い忘れていやがる。 僕としたことが… 杏のジャムもないし、今回は飾り付けはナシだ。
夜、二人でなんとなく庭に出てみると 裏の家から少年の笑い声。 父親と思しき楽しそうな大声も聞こえてくる。 アタマの悪そうな声質…。 「なんだか、これは…。 これは、下卑た幸せって感じだ。 でも、下卑た幸せって、なにより最高の幸せだ、きっと 「下卑た幸せ」 「下卑たシ・ア・ワ・セ」 「語呂いいな」
バナナジュースはなし。 きもち早めに寝た。
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