舌の色はピンク
DiaryINDEXpastwill


2021年04月01日(木) 日記の復権

Twitterを読みものの投稿場にしちまったから
日常のよしなしごとをこっちに書いていこうと思う久しぶりに。
このスペースはほぼ誰にも観測されてないと思われるし
あけっぴろげに日々を打ち明けていってしまおう。
決して文章を練ったりせずに。

4月1日ということで
真新しいスーツ姿の若えお兄ちゃんやお姉ちゃんが
町にはわんさか。
通勤電車でもスーツ女子三人がきゃぴきゃぴしていて
それを眺めるおっさんスーツがいて不快だった。
吊革にだらしなく体重預けてぐねぐねしながら
スーツ女子をねめつけて。
なんとか嫌がらせしてやりたかったけどできんかった。

昼飯どき、木曜は週に一度の外食解禁デイだぜわぁいと
両手上げて会社近くのおしゃれダイニングみたいなとこ食べに行ったら
隣席の先輩スーツが若いスーツに何かと「すげえなお前」と言っていて
一番キライな「お前」だと思った。
別に後輩スーツの彼はなんとも思ってないかもしれないけど。
やたら後輩をお前呼ばわりするスーツ野郎の文化には近寄りたくない。

帰り道 アジアンな女性が
チョットスイマセン
と話しかけてきて
手元を見ると
 生活に困窮してます大学も辞めました
 お菓子を買ってください 500円
といった情報が印字されてる紙。
ごめんなさい
の一言で断ち切ってしまってから
いや今のは立ち去るべきじゃなかったよなあ
500円でも1000円でも買ってやったらよかった
と、考え直したのは割と早かった。
五歩目くらいだった。
でも踵返せんかった。
結局立ち去った
一歩一歩現在進行形で後悔しつつ。
自分はそういうとこある。

アパートの歴史を物語からたどるみたいな本読んでる。
アジールって用語を知った。
イスラム圏で聖域とか逃げ場所とかそういう意味らしい。
日本語にはないニュアンスの言葉。
こいつあいただきだ。
読みものに採用したい。


えらい時間かけてツナミノさんの過去日記…
15年くらい前のをあるだけ読み直してみたら
全然色あせずえらい面白いし触発されるところもあって
やる気わいてきた。

自分のなかにあるどうしようもないかっこつけを捨て去って
どうにかしようとするひょうきんな姿勢があって
当時それがめちゃくちゃ格好いい憧れるぅと思って
長年後追いしてたけど
かっこつけでやっていきたいという本心もあるし
後追いじゃ絶対肩を並べられんよなと深刻に思い悩んで
悩んで悩んで
何年か前たもとを分かつことにしたんでした。

これまで死に物狂いで育んできた
大事な大事な価値観をかなぐり捨てるということで
蓄積させてきた自信の核心も失くすことになるし
なんもかんもレベル0からのやり直し。
非常に苦しいことだったけれど
そのほかに道はないと思われたのです。
あれはたいへん勇気ある決断だった。
そうして選んだ進路は間違ってないと思う。
あとはそれを証明せな。

がんばらんとなあ。
何をがんばったらいいかわからない
という若者らしい懊悩はとっくに乗り越えて
今は何をがんばるべきかもわかってるのだし。


れどれ |MAIL