心臓|静脈|動脈


2009年01月15日(木) 循環

こんなにも冷たくて深い夜は、

瘡蓋が剥がれ落ちて、
血が流れ出し、
悲しみと虚無感が螺旋状に絡まる。


ラストシーン。
君は窓越しに泣いていた。
小さな右手を振っていた。
僕は、赤く光る綺麗な爪を覚えている。


記憶をぼかすように、
天井に吐いた煙を見つめる。



おやすみ。


綺桜シンヤ |MAIL