One And Only
DiaryINDEX|past|will
「もしかして、ラブホのハシゴとか?」
含み笑いをする隆さんに、「どうかな?」と含み笑いで返す私。 立っているだけで大粒の汗が頬を伝い流れていきます。 何で今年の夏はこんなに暑いのでしょうか。
午前7時。 目を覚めて隆さんからのメールを確認。 予定時間に目を覚ましている様子。
誕生日祝いということで、 以前から行きたかった錦糸町のラブホテルでフリータイムを過ごそうと、 隆さんからお誘いを受けていました。 隆さんも今日のために会社を休んでくれていました。
盆休みが開け、満員の通勤電車に乗り錦糸町へ。 出勤する人の波と逆らいながら向かったのはアジアンテイストのラブホテル
でもさすがに大人気のホテルとあって既に待っているカップルが何組かいる様子。 10時にチェックアウトする人が多いだろうから、ということで、 カウンターバーに座って話をしたりマッサージチェアで癒されたりと過ごしているうちに呼ばれ入室。
誕生日を証明するものを掲示するとバースデー特典があるということで掲示し、 フラワーバスを選択しました。
部屋に入ると、少し狭いながらもバンブー家具が南国情緒を醸し出し、 天蓋つきの大きなベッド、テラスには白いバスタブがついていて、 お風呂も広いしアメニティーも多いし。
非日常を思いっきり満喫させていただきました。 フラワーバスは一度体験してみたかったし。 テラスでの露天風呂も風が心地よくて気持ちよかった。
隆さんも相変わらず優しいというか、心が広いというか。 私の我儘も言わなくて言いぐらい欲求に対して前もって対処してくれる。 バースデーカードに、もしかして喧嘩することがあるかもしれないけど、と書いていたけど、 隆さんと喧嘩することは無いと思う。
一時間ほど延長して過ごしてチェックアウト。
駅前の喫茶店で1時間ほど談話を楽しみ、別れ際の隆さんの言葉。
「これから逢う人と、もしかして、ラブホのハシゴとか?」
そう、今夜は泊まるからそうなるね。
一番逢いたい人に逢いにいくの。
言葉にすることなく、笑顔で表現したつもり。
秋葉原で見送られ、私は俊さんに逢うために埼玉へ向かうのでした。
のぞみ
|