ヒルカニヤの虎



 笑うボビンは可愛い

SHERLOCK特別編劇場公開の報に小躍りしていたら、エリヤン年内解散のお知らせ。そうか、もうそんなところまできているのか。

同世代で鍋をつつきながらFNS歌謡祭を見る。「懐かしい」が嵩じた結果、ひっっさしぶりにTSUTAYAでCD借りたった。DVDはちょくちょく借りてたけど、Huluに加入して以降さっぱりだったし、CDにいたっては10年くらい借りてなかった。でも昔のアルバムは何となく歌詞カードみながら聴きたいよね。

ずっと十四松はオジーみたいだと思ってたんです。あ、オジーは木更津キャッツアイで古田新太がやってた元野球部エース→白痴アル中浮浪者→オジーたぬきね。でもおそ松さん9話をみて十四松は寅さんみたいだとも思った。十四松はAV落ちした絶望から死のうとしている女の子を救い(救われ)、恋をし、彼女を笑わせるために毎日出かけるようになる。ただ恋をしただけなら、いつものバカ全開の奇行をやめてしまう(=分別がつく)理由にはあんまりならない気がする。だから多分、十四松は彼女と出会って何かを知ることで大人になってしまったのだ。
おそ松兄さんは彼女の真実を十四松から隠すためにAVを買い占めたけど、彼女のリスカ痕を隠すためにナンバー入りのリストバンドをあげた十四松は、きっと何もかも知っていたんですよね。トト子ちゃんに「AV出たの?」と無邪気に聞ける子どもではなくなってしまった。ただ、少なくとも彼らはこうして泣いたり酔っ払ったり笑ったり喧嘩したりして成長しているので、死んでいるかどうかはわりとどうでもいいことです。次の回になれば十四松はもとの奇行バカに戻る(はず)。その世界観でよかったとは思う。

2015年12月04日(金)
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