ヒルカニヤの虎



 流れる人波をぼくはみている

おっとひと月近く間があいてしまった。
辛うじて生きております。退職と引き継ぎに忙しかったの。
2010年のお笑い総括だけ書きにきました。

M-1でスリムクラブがウケ過ぎてなんだかモヤっとしたのに、
オールザッツの決勝でハネないのは腹立つ。
この世で一番レベルの低い生物がセックスの記憶を吸い取る世紀末ネタ、私が知る彼らのネタのなかでいっとう好きなネタです。なぜそこでウケないんだオールザッツの客。本分だろうに。
例によって観覧落ちたのでおうちで正座してみてたんですが、
今年のオールザッツも爆発的にハネたヒーローは生まれず、
敢えて来年くるとしたら尼神インターでしょうか。
大脇里村ゼミナールあらためダイナミック大脇あらため大脇ひきいる阿修羅がウケてたのが個人的に嬉しかった。
ガスマスクガールは年間でみたネタのなかでオールザッツのネタがいちばんおもろい、という現象が2年続いています。あ、フットカットじゃないけどダイアンの漫才が妙におもろかった。あとブリッジの乳幅跳び企画で西欧人のハゲ頭を舐めねぶっていた天竺鼠瀬下。
2700はもうオールザッツがホームグラウンドでいいんじゃなかろうか。文句なくおもろい。あとポン兄がウケないオールザッツはありえないな、と今回しみじみ思いました。
そういえば今年は東京勢が少なく、なぜか大阪に連れてこられたチーモンチョーチュウがネタ選びからコメントまで何もかも間違えていてかわいそうだった。チーモンて大阪NSCじゃなかったっけ?当時オールザッツ見てなかったのかな。ネタについてはファンじゃないからどうも思わないけど、コメントで犬の心を出したのは大間違い。大阪の芸人はもちろん、客席のお笑い好きですら去年の犬の心の33点なんざ覚えちゃいないよ。

12月は2本しかライブに行けなかった月。
M-1と同時開催だった大阪∞ホールの「悪いWARAI」がスリムクラブ決勝進出と同時に消えたので,
せめてオールザッツの観覧は行きたかったぜ。
12月の東京03単独があまりにも完璧すぎて書きあぐねています。渾身の「おもしろかった!」で終わっちゃう。

そんなわけで2010年総括、ライブ中心で。
コントのいちばんはシティボーイズ「10月突然大豆のごとく」。次がライス「己的好選 2008〜2010」とフットボールアワー「ドレキグラム」。バナナマンと東京03はどちらも公演が2度あったのでいい年だった。あと別枠でカリカ「魔王コント」、犬の心の「15の犬」。漫才は学天即独演会「十人十色」に尽きました。
企画系は「マニア道オールナイト」、「悪いWARAI〜関西芸能事務所の集い〜」、なんばグランドキュートン(ぜんぶイロモノ)。
番外でおしどり。

今年もいいお笑いがたくさんありました。
来年もいいお笑いがみれるといい。みなさまよいお年を!

2010年12月31日(金)
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