ヒルカニヤの虎



 こんな調子で今のうち

Ageageにソラシドが現れ、顎が落ちる。
同じ日のジャイケルマクソンで麒麟川島が「僕の同期に何のプランもなく東京進出したソラシドの水口ゆうやつがいてるんですけど」とぶった切っていた。
え、ていうかジャイケルマクソン最終回!?うそ!2年前の南パラ最終回よりショックだ。


■カリカオールナイトトークライブ‘曲がり角の向こう側’
2010/11/13/Sat_0:30-@ロフトプラスワン

もうひと月もたってしまった(※書いてるのは12月)
黒ひげの試合運びほとんど覚えてないや…。

ピンクの指輪ちゃんからの流れで、mythmさんとお別れして(最終間に合ったのかしら)、いつものロフトプラスワンへ。黒ひげナイトだなんて知らなくて、オトメメンのチラシ見てびっくりしました。期せずして初の黒ひげナイト!

黒ひげナイトとは:深夜の新宿、酔った芸人たちが黒ひげをキャッチすべく身体を張ってプレイするトーナメント戦。飛び散る汗、迸る咆哮、滾る血潮。と、それを見守るストイックすぎる客たち。
競技は狭いアリーナゾーンで行われるため、客はその周りをコロシアム風にぐるっと取り囲みます。ふだんは芸人が座る舞台にもお客さんが鮨詰め。
最前列の人はナイフ(色によって点数がちがう)を並べて芸人に渡す役。芸人よりゲームを知りつくしている風格。
カリカオールってもともと変わった空間だと思うんですけど、黒ひげナイトはもうみんな目的がちがう。「お笑い」「芸人」「トーク」めあてではなく、「スポーツ」を、「ドラマ」を、「感動」を見に来たのだという気迫。
林さんと菊地さんがオープニングトークで「ここのお客さんはグリーンベレーですからね」「もうルミネとか行っても面白くないんでしょ?」と話していました。そんなことはないけども。
受ける仕事において黒ひげナイトのプライオリティを最高に設定している南海キャンディーズの山ちゃん「ここにいるお客さんと電話番号交換することになったらねえ、専用のフォルダ作りますよ。そしてそのフォルダの名前はキチガイです」「どうせここに来る人たちは社会に適合できてないんでしょう?」「もしこの会場に国家公務員がいたら日本は滅びますよ」うわあひどい言われよう。でも嬉しそうに笑っているお客さんたち。
そうそう、解説の山ちゃんと林さんは座敷席の奥に、ジャッジの菊地さんはアリーナ最前列に座るのですが、3人ともお客さんに挟まれてしまう席です。そこにたどり着くまでに客かきわけて行かないといけないし。でも誰もキャーといわない、触らない話しかけないチラチラ見ない。芸人を空気のように扱うミーハー心皆無なお嬢さんたち。ほんとに不思議な空間だわ。

対戦カードすらほとんど忘れましたけど。
トーナメントはカリカオールナイト組vsピンクの指輪ちゃん組。
今思い出せるのは;
・カリカチームのいごしょ根建がすばらしくスナップのきいたキャッチで歓声を浴びていた。
・序盤で積極的にビールイッキ(※すると相手の剣がもらえるルール)してたのは誰だっけ?ジャンポケ武山?
・ピンクチームのジャンポケ斎藤さんが山ちゃんの解説にいちいち反応し感嘆する→山ちゃん静かに怒る、という無礼ミニコントを繰り広げながらも名勝負を展開。
・かたつむり林vsジャンポケ太田の師弟対決で、太田のキレのあるコンパクトな動きが山ちゃんに「彼の動きはみなさん知らないでしょうけど大阪の漫才師のダイアン津田を思い出しますねえ。いやあ愛しいなあ」と評されていた。ついでにかたつむり林「太田はひょっとするとひょっとするかもしれませんよ」山ちゃん「ええ、ひょっとするときはひょっとしますからねえ」(まったく意味のないぜいたくな会話のターン)。
・ホモでおなじみガリバートンネル三須さんが水泳帽にくいこみブーメラン、サスペンダー?(※股間をくぐらせる)に全身オイルであらわれ会場が揺れる。菊地「すごいホモ感ですね」しかも忠誠心の塊。いや増すホモ感。
・ほぼ泥酔+エミネム状態であらわれ「おれほんっとかりかとーくでたかったんすよー」となぜか涙していたパンサー向井(セコンド:コス町)。が、三須さんのホモ心とオイルの餌食になっていた。その向井を「華がありまくる」という理由で瞬時に嫌う山ちゃん。
・グランジごめたんの風圧と、佐藤大の醜態と、ピク兄のちんまり感。
・関町は何回かキャッチしたのに全然記憶に残らない戦いぶり。客も冷たい冷たい。ああいうのをアウェイっていうんだな…。
・終盤で試合に飽きたのか、林さんはあらゆる試合で「すごいホモ感だぁ!」と実況することに興じていました。というかいかに感慨をこめて「ホモ感だぁ!」と言うかに腐心していた。
・我に返った山ちゃん「ホモ感ってなんですか?」林「菊地さんが言い出したんですよ」菊地「あとで三須見せますんで」
・家城さんは2回くらい出てきたのかな?三須さんの衣装をまとって現れた家城さんに実況「これはホモ感というよりレズ感が出てきましたね」
・明け方、すべてをホモ感にもっていくレギュラー陣に対しての山ちゃんの慟哭「これは俺が好きな黒ひげじゃない!!!」

頻出していた林さんの嘆きワードは「客が育ちすぎた…!」
黒ひげに関係ないボケでは一切笑わない客、考えようによってはすごい残酷。参加芸人に初心者が多く、みんなルールすらわからずプレイするので客の方がイライラしてしまう、という事態です。頭脳戦を待ってるんだよね皆。山ちゃん「皆さん頭がおかしいんですか?お笑いですよ!?」
熟練度に関係なく、ジャンポケ武山とBコースナベさんとガリットチュウ熊谷さんは客からブリザードが吹いていました。

とにもかくにも特筆すべきは山ちゃんのたとえフレーズの秀逸さと、林さんの黒ひげリーチ・セーフを聞きわける地獄耳と、菊地さんのジェントルなジャッジ。ほんと山ちゃんはすごい言語感覚です。1ヵ月もたったのにまだ耳に残っている。



髪の毛がものごっつい抜ける秋。
まさか円形…!?とおののき実家近くの新しい美容院に駆け込む。
したら担当についたお兄ちゃんがお笑い好きで意気投合し、ふつーに髪切って帰ってきました。私このパターン多いな。
ひさびさに酸欠になるまで喋りたおして満足。
結果、換毛期だそうです。ひともけだもの。

2010年11月13日(土)
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