ヒルカニヤの虎



 飲み込んで溜め込んで

てっぺんのコントを見た次の日に地べたのエロネタをみてきました。
なんだ、どっちも天国じゃないか。

スカトロがだめな人は以下読まないほうがいいよ。基本伏せない心意気。


■TSK性感帯ツアーin京橋花月 2010/10/29/Fri_19:30-@京橋花月

仕事で開始2分ほど遅れてしまい、こそこそと前から3列目の中央席へ。
通路を歩きながら「ぼくアナルがガバガバなんです」というリットン藤原さんの告白でこけそうになった。いや知ってたけど!
10分に1回は「アナル」という言葉が炸裂していたライブ。上半身には見向きもせず、アナルにまつわるエピソードトークが尽きない藤原さん。
「今日は舞台で射精します!」アメトーークで「射精芸人」を目指すらしい。
さて、藤原さんはアナルがゆるすぎるので、正座すると踵にウンコがつくそうです。さすがツイッターの初フォロワーがエネマグラジャパンなだけはある。そんな藤原さんの性の目覚めはやっぱりアナルで、小1のときに浣腸されて便意を我慢してるときに快感が走り、人生初の勃起。「次の日から風呂で毎日アナルに指を…」という藤原さん的あるあるにまったく共感しない客席。こいちゃん「なに言うてはるんですか?」うん、つまり稲垣足穂だよね。
あと新幹線で富士山を見ると勃起する話とか、今回ゲストの新喜劇の青野敏行さんと昔3Pした話とかしてたかな。
こいちゃんのはスケベで済むけど、藤原さんのはやっぱりヨーロッパの変態。
そんなオープニングトークでした。どんなんやねん(先週のテント師匠を引きずっている)

1部は大人のお遊戯会、ネタ祭り。
一番手はエハラマサヒロで、藤原さんいわく「あいつ体型が山本竜二みたいやろ」「樹まり子のうんこ食いそう」。この会話で一部爆笑した男客に「ああ私ひとりじゃないんだ」と強い連帯感を覚えた。知ってる己れを反省はしない。
エハラは「どうもどうもコンドーム、布施明ですクンニちわ」とエロ漫談家のような入りで登場。例の「君は薔薇より美しい」を風俗ネタの替え歌で歌い、風俗エロ漫談を挟んでいく。いい舞台芸です。それはもうたくさんやってくれましたが、来週だか再来週だかのあらびき団でごっそりカットされたくだりだけ書いておこう。
熟女専門の「オバンゲリオン」で52歳を指名したエハラ、一通り終わった後の雑談の最新トピックは「(生理が)上がった」。「生涯安全日ということでね、サービス業冥利に尽きるとはこのことで…」←おそらく削られたのは最後のほう。

二番手は増谷キートン。藤原さんに「TSKセピア」と名付けられていました。水泳やってた奴のナルシズムと体型は気持ち悪いという言いがかりと、須知軍曹が髪と髭を伸ばしたらキートンさんになるという発見。今思い出しても不思議な藤原さんの発言「キートンの目は我慢してるアナルみたいやろ」先生、ぼくわかりません。
着流しで出てきたキートンさん、いい感じの演歌を歌いだす。日本海で優しい兄に育てられた弟の歌。けど実は義兄弟で、語りでアニキラブが全開になるホモ演歌でした。ふんどし姿でさぶ心を朗々と歌い上げて去っていった。キートンさんこそSKBじゃなくてHで始まる人だよね。

三番手はツジカオルコ。藤原さんがツジカオルコに女を感じたエピソード:頼み込んでバイブを入れさせてもらうというシチュエーションコントで(どんなコントや)、勘違いして本番前夜に泣きながら電話してきたツジカオルコ「わたし人前でバイブなんて入れられません!」藤原「そんな演芸あるかい!」白黒ショーじゃあるまいし。それ以来ツジカオルコに女を感じてしまう藤原さん。こいちゃん「芸人・先輩である前に男と女ですよ」藤原「よし、今晩抱くか!」こいちゃん「何言うてはるんですか!」なんかの打ち上げで皆に見られながらやりたい藤原さん。何の話?
ツジカオルコのネタは「解禁」パンツが丸見えになるスーツ姿のいつものアレ。ほんとにベティちゃん体型だなー。かわいい。

四番手、このへんですでにだいぶ笑い疲れている。すっちー&中川のエロ二羽ガラスの風俗店あるある。身体は一番張ってません。「新人風俗嬢とベテラン風俗嬢のティッシュの抜き方の違い」がおもろかった。これから活用していきます。

五番手はTSK大阪支部長のこいちゃん。テレ出水テレ樹でテレえもん。こいちゃんのエロはえげつなく聞こえませんね。

トリはリットン調査団で、なんと水野さんが書いたエロ脚本。おどろくべきハイクオリティの大河コント。あまりにも稀少なので、これは詳細を書かないでおこう。スケベ部隊を脱退して変態道を歩み始めた藤原さんに幸あれと願います。
そういえば大声でがなるたびに口からダラダラよだれが落ちる水野さんに、客席から悲鳴があがっていた。

もうここまでで酸欠。2000円のモトはとれた。
一度幕が閉まって、会場アナウンス「バイブやピンクローターの電源はお切りください」※ふつうの女性のアナウンス。おおい京橋花月!
あとネタの出囃子が全部TMGEの「ハイ!チャイナ!」だった。


2部:ヌレヌレ新喜劇「先代ゆずりの大人のおもちゃ」

グリーンローターと大中小のバイブがうねうねする舞台を見たのは初めて。
baseよしもとで見たクロスバー劇場の新喜劇もなかなかに気が狂っていましたが、これは新喜劇の書割りを使い回してるうえ、本チャンの新喜劇団員である青野さん(かっぷくのよすぎる時代劇のいいまわしの人)と中條さん(全身緑スーツのとさかの人)が出ているのにテーマがバイブとアナル異物挿入。しかも若手の若さ故の悪ふざけじゃない。40オーバーの人たちが大半で、暴走するおっさんを若い芸人が突っ込めずにおろおろする、という珍しい図が見られました。
とくに青野さんがものすごくて、藤原さんが2代目をつとめる大人のおもちゃ屋に恩のあるヤクザの頭領を演じてたんですけど、昔アナルに苦瓜だのすいかだのボーリング玉だのを入れてガバガバになった役。そのアナルにちょうどいいバイブを作ってくれたのが藤原さんの父である先代で、その土地を地上げするなどとんでもない、と言いがかりをつけた子分たちを諌める...という、アイテムが違えば涙を誘う人情話です。青野さんは熱演しすぎて子分のすっちーを本気でビンタしてしまっていました。熱い。セリフやきっかけを飛ばしての大熱演。※青野さんはふだんの新喜劇では考えられないセリフ覚えのよさ&アドリブの飛ばし具合だったそうです。
「膣痙攣で腹上死しろ!」と理不尽につっこまれていた総ツッコミのてつじと、電話機の本体をアナルに入れられた人を熱演していたこいちゃん=シャンプーハットはやっぱり大阪にいてほしい。

エンディングでは何故かしみじみと終わろうとする藤原さんにブーイング。
来年はエロ三羽烏との対決企画などを目論んでいるそうです。次はもっと大きい舞台でやりたい、と藤原さん。NHKホール、武道館...と夢が広がるなか、「京橋花月も埋まってませんやん」という冷たいツッコミが入っていた。
そうなんだよ、客席7割入りだったんだよ。なんでこんなに楽しいものに客が入らないの?

2010年10月29日(金)
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