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■ いつも楽しい BOY meets BOY
さて日曜出勤です。 行って参りましたロックンロールスライダースによるスライドショー10。このお二人は中学時代から大好きなのですが、みうらさん・いとうさん個々のファンというわけではないので、スライダースと見仏記とめがね番長以外の彼らはほとんど知らなかったりします。あ、ヴァギナーズは持ってる。
まずは入り口で恒例のいやげ物をいただく。大阪公演は石田いらいらの似顔絵皿。…的確にいやなツボを突いてくるなぁMJ。まあ北海道みたくオダギリじゃなくてよかった。 なんとなく列に紛れてたらそこは物販ブースでした。テングーストラップと竈馬携帯フィルター、ボックスメモ、ステンシルなど購入してみる。入り口付近で院の後輩とばったり鉢合わせ。社会に出たって人間そうそう変われないよね。会場内に私の知己は結局何人いたんだろうか。
OPに入るまでかかってたあの民謡満載の曲はなんじゃ?と検索したら「WHAT DOES MIN-YO-MEAN」でした。ドンパン節は気が触れてると思う。お二人愛好のキョーレオピン等協賛のレトロCM、小さいスクリーンがはけただけで笑いが起きていた。OPはゆるキャラ、カマドウマ、ビリー隊長などなど。おなじみのスクリーンのあの文字を見て万感。
席はなんとセンター、前から7列目。舞台が近くておののく。 全国ツアーファイナルだぜ!という空気ではなく、楽屋のみうらさんいわく「残り物のカスばっかり」。いとうさんは供養とおっしゃる。これまでの4公演で手加減なしで320枚打っちゃってるからね。しかも公演と公演のスパンが長いため、お二人は東京から新幹線で隣同士「散歩の達人」とあともう1冊なんだっけか、雑誌2冊の全頁に突っ込みをいれながら来たそうです。あいもかわらず仲良し。そこで互いに話を出し切ってしまったせいでトークのネタがないとみうらさん。結局新幹線では二人で出家して寺を持って二人住職になる、ということに落ち着いたらしい。 まあもちろん、全然ネタがないなんてことはなくて、恒例のいとうさんによるみうらさんへの無茶フリ、みうらさんのバカ映画トークなどたまらんかった。みうらさんは今は亡き黒川紀章の席を狙っている。 久々のトークは知識の引き出しを持ってないとついていけない箇所も多々あって、普段開かない引き出しを発掘しつつ遅れずついていくのが精一杯。膨大なバックボーンを共有して、茶化しながら縦横無尽に話すお二人は文化人とやらかもしれんが芸人をある種はるかに超えている。ひさびさに脳が興奮した。というかもはや私はサブカルのはしくれですらないのかもしれん。 スライド自体は全公演DVDになると信じています、ので割愛。全体としてはOPトークの通り小さいネタが密集した感じ。後半やや眠かったのですが、アウトドア般若心経の途中で完全にブラックアウトしてしまいました。ええ声やねんもん。最後の「心」で飛び起きた。お疲れ様です。舞台に転がって笑ういとうさんが何回も見れて、ほんとうに嬉しかった。
そして大阪公演は般若心経で終わりではなかったのである。これだけ付き合いが長いのに何故われわれはキスをしないのか?時機を逸したのか?というみうらさんの提言。どうしてもっていうなら「無碍にはしないけど」といういとうさん。「手も握ったことない」というみうらさんにいとうさんは福岡公演のあとMJが酔っぱらって抱きついて「結婚してくれ」と迫ったことを暴露していた。しかし「いいよ」と返すISも愛だよな。 まさかこのおっさん二人ここでキスすんちゃうやろな、という会場の曖昧な空気のなか、われわれは「青春ノイローゼ」と同じ流れで「男キッス」のPVを見せられました。うぎゃー。これはさすがにちょっと、あんまり夢見のいいもんじゃない。でもめちゃくちゃ耳に残るんだよ…。
そんなこんなで終演は10時前。また来年お会いできれば幸甚です。 会場から出るとき前を歩いてたカップルの男性のほうが「これから結婚して出家して二人で寺もつんやな、あの二人」としみじみ言ってたのが印象深かった。いろいろ違うと思う、思うのだけど否定する言葉がなかった。
2007年10月21日(日)
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