親友







濃紺のスカートを踊らせて
競うようにペダルを踏む


騒々しい若葉たちが
次々に流れていく


無性におかしくて笑い転げた
食堂のコロッケと男の子と
生活指導のことばかり考えていた
悲しい出来事なんて
ずっとずっと先のことだった


線路沿いのまっすぐな道
はてしなく続く


瞬く間に通り過ぎる


空は無条件に
両手を広げている
2007年09月24日(月)
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