今夜の風は涼しいねその荷物を ここへおろしてもいいよ誰の声だろうなんだか 少し泣けた理不尽さも 腹立たしさも他人からみれば大木のさやさやとひらめく葉のたった一枚そんなものさといま 風が頬をかすめていったその背中に 急いでありがとうと呟いた少し笑えた たぶん