灰色の冷たい雨に紅梅がぬれていた春を呼ぶ雨だというあなたの言葉にワタシの優しくない部分がふんわり包まれる梅の赤が笑ったみたいいえ冷たい雫が梅の花びらを揺らしただけ振り切って振りほどいて足を前に出さなくちゃあダメじゃないの口元に微笑みを戻して紅梅の古い紅をひいたようにくちびるを少しだけ 緩めてみて