目覚めて風を感じる相変わらずの四角い窓には青い空に強い日差し地虫がチチチと鳴いている秋の知らせを奏でている風の色もどこだか透明度を増して気づけば繭の糸が やさしくワタシを包みはじめる気づかぬように そっと身動きとれずにまた空を見るどこまでも青い空にふわりと浮かぶ夢を見る地虫はチチチとささやくようにふたたびの眠りを誘うひっそりと季節を感じて 目を閉じる空を飛ぶ 夢を見る