カゼノトオリミチ
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2009年09月26日(土) 忘れゆくキオク




お昼過ぎの日差しは弱く
乾いた風はワンに優しく

夢見ていたよね
眼を開け辺りを ゆっくり見回し
ワンは長いため息を…

茶と灰色の老犬は 風のニオイに
ナニを思うのでしょう

もっとオヤスミ
この午後は
ずっとお前の横にいて

遠い国の灯台の物語

灰青の糸で
ひと針ひと針 刺してゆく

アイボリーの糸は 柔らかな光を含み
ちょっと
セツナイけれど

お前も
ワタシもこの午後は

たぶん シアワセ

キンモクセイの香りに包まれた
今日という 
永遠のキオク

やがてきっと
忘れてしまうはずの キオク




natu