今日がいつだか今がどこだかわからないような 季節の境目曇り空は重く 肌に冷たくあの 秋の日の喜びや遅い春の胸騒ぎ梅雨の日のさみしさがみんな湿った空気の粒に溶け込んでひっそりとしずかな曇りの午後によみがえる信号で立ち止まり鼻先かすめるとおめいの風のニオイをかいでみる記憶と現実がまつ毛の先で にじみだす灰色のユウウツがみちみちた 街ワンの足取りだけを頼りにどこまでも まっすぐ家へ帰る