なんということいま 気づいた大きな手を 求めていた ことあふれそうなものにふたをしてくれるあたたかな 手を必要としていた街角に立って何時間 立っていたって出会うはずない 一方通行ひとりよがりの 待ちぼうけの おバカさん夢みる 大きな手 の かわりに自分の 心に 自分の手 広げて涙で 出来た 池の水をすくって 顔でも洗いましょう現実を 見つめよう泣きながら 掘り返した 土でも それは まぼろし