それは 思い描くから そこに在るのかそこに在るから 思い描くのか老犬は くるりくるりと しっぽを追う太陽は ややチカラなくさやさやと 夏の終わりの 葉が揺れてそう もう このまま風に身を任せ 口も 目も 閉じてしまおう誰もいない 表通りをユメの街へと 歩き出そう影がうしろを ついてくるずっとずっと 内側へと 歩きだそう