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プレゼント(1) - 2006年01月22日(日) 「プレゼントがあるんだ」 食事の時に爽やかな笑顔でそう言われた。 今、全裸でソファに置いた鞄に手を伸ばしている彼を、立て膝の状態で口いっぱいに含みながら、きっと「それ」ね、と瞳を閉じたまま思う。窮屈な口内で歯をたてないように舌を動かすのは難しい。 その行為に夢中になりながらも、頭上から降ってくる音に聴覚を全開にする。 包装してある紙を破く音。 箱のようなものを開ける音。 それをベッドサイドの小さなダストボックスに投げ入れる音。 カチャカチャとプラスチックのあたる音。 少しの間の後、パチンと入るスイッチの音。 携帯電話のマナーモードの時と同じような、軽い振動音。 もう見なくてもわかる「それ」を手にした彼が、空いた方の腕で私を抱きかかえてベットへ誘う。 半透明のピンク色のシリコンラバーでおおわれた「それ」を目にするのは2回目。スイッチがスライド可変式になっている。 初めて見たとき、一番弱い振動でじっくり焦らされ、一番強い振動で何度も果てた。 けれど、「逝く」というより「逝かされている」感覚が、なんだかあんまり好きになれなくて、前に酔ったとき彼にもそんな話をしたかもしれない。 それなのに、私の唇は期待で乾いてきていた。 こっそり舌で唇を湿らせたつもりなのに、彼が顔を近づけてきて耳元で囁く。 「ね。欲しかったんでしょ?」 首を横に振ったけれど、反してゆっくり開いていく脚に説得力がまるでない。 もものつけ根に沿って、薄い刺激がじんわりと広がる。 乳首を強めに捻りあげられ、外側のひだをくるくると丸くなぞられて、自然にのけ反る喉から絞りだされる声がワントーン高く跳ね上がる。 甲をくるぶしをふくらはぎをひざの裏をももの外側をももの内側を撫であげる彼の滑らかな手のひらや指先の動きと、ひだの表面に感じる機械的な刺激とには違和感がある。その違和感さえも飲み込もうとしているのか、私の奥から溢れでてくる熱い液体がシーツの染みを大きくしていく。 (つづく)
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