こぞのさくら...

 

 

抜きたくないのに - 2005年08月10日(水)

彼の腰を腿の間に挟んで、ゆっくり腰を落とす。
まっすぐ落とすとうまく入らないから、先端を当てたあとは、少し腰を後ろに引いて、ゆっくり落とす。
ここには骨がない、なんて事実を忘れてしまうくらい固くなっているから、手を添える必要がない。

すっぽり収まったあとは、体をぐうっと垂直に起こしてみる。
密着度がより高まって、きっちり90度に結合しているふたつの体を上から見下ろしながら、まるで自分自身がペニスの一部になったみたいな錯覚に囚われる。

両ひざを軸にゆっくり腰で円を描く。
自分への刺激が彼への刺激になる。
眉間に皺を寄せて快楽を享受している彼の顔をもっと見たいと思うけれど、下から伸びてきた腕でささやかな胸を揉みしだかれると、顎が自然に上を向いてしまって、全然観察できない。

立て膝の体勢から、挿入したままひざ下を前に抜いて、体育座りのような姿勢になる。
体勢を変える途中で、内部の背中側やお腹側が次々に圧迫されて、悲鳴のようなあえぎ声をあげてしまう。

私の両手首を背中でしぼりあげながら、彼が腰をあげて突いてくる。
下にいるのに責めている興奮。
上にいるのに責められる興奮。
ふたつの興奮が結合部付近に磁場を作って、脳がしびれる。
脳のしびれが体にも伝わって、それぞれのパーツが痙攣を始める。

フィニッシュが近いことをかすれた声で私に告げると、彼が腰の動きを早める。

一緒に逝きたい。
いつ逝くの?
逝きそう。
抜きたくないよ。
でも抜かなきゃ。
逝くよ。
逝く。
私も。

一番奥まで深く差し込んだあと、体を大きく跳ね上げる。
糸を引く私の粘液に続いて、彼の粘液が数回に分けて勢いよく飛びだす。
最後に内壁を擦った刺激の余韻を感じながら、玉のような汗をかいた彼の胸元に崩れ落ちる。
普段の倍速以上になった互いの鼓動を擦り合わせながら、唇、重ねる。








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