こぞのさくら...

 

 

壁と床と - 2005年07月24日(日)

銜えていた唇をはずすと、彼が私の手を取り、部屋の隅にある椅子のところまで連れて行く。

え…?
そこに手、ついて。

両手を椅子の背につき、両ひざを椅子の上にあげる。
下着をつけたままのお尻を後ろに突きだすと、背後から脇の下を通って差し込まれた手のひらで乳房を揉みしだかれる。
目の前にあるのは部屋の白い壁の角。だけ。

んはぁぁぅん…

甘い吐息が白い角に吸い込まれていく。
胸に加わる刺激を受けて、腰が自然に動いてしまう。
彼の両手が乳房からウエスト、ヒップへと移動して、パンティの上から尻のラインをなぞる。すでにそこは雨が降ったみたいに湿り気を帯びていて、薄い生地がぴったりと割れ目に添って貼り付いているのがわかる。それをはがすように布のすき間から彼の指先が侵入し、ぬるぬるとかき混ぜる。

ぁああ…あぁ…

彼の舌がパンティの代わりに私の股間に貼り付く。粘液と粘液が重なり合う。潤みが内部から溢れ出るのを感じながら、腰の動きを止めることができない。

手を椅子の背の更に高い位置に移動して、彼を受け入れる。
ずぶずぶと私のカラダに分け入ってくる。貫かれて壁に打ちつけられそう。

んふぁ…あ…っ

角に鼻先を押し付けて、手のひらを両側の壁に押し付けて、腰を彼に押し付けて、全身を突っ張らせてカラダの存在を主張する。
眼前の白い色が私が視覚で認識できる世界のすべてで、背後に確実に存在する彼の肉体をカラダの裏半分全体で感じて、大きな愛情に包まれた安心感を胸に、幾度となく絶頂を迎える。

椅子の上に崩れ落ちた私の腰を、ペニスを挿入したまま、彼が持ち上げる。
不自然な姿勢で再びベッドの方へ戻ろうとするけれど、私のカラダは脱力しきっていて、連結したまま途中の床に崩れる。一連の動きで私の内部は更にかき回されて、その度にきゅうきゅうと彼を締めつけてしまう。
カーペットの硬い繊維の感触を頬に感じる。私の内壁はもうとろとろに溶けて、その中で溺れまいと必死に動く愛おしい彼の一部を更に奥へと引きずり込もうとしている。
彼が力強く私のカラダを持ち上げて、ベッドまで移動する。下の口は彼をしっかり捉えて離さない。
柔らかい布団の上で、やっと自在に動けるようになった彼の腰の動きが速まる。

んぅ……いく…よ……
う…んっ…き…て……っ

彼より少し早く私が果てて、ベッドに突っ伏す。やっと連結から解放された彼の先から、たくさんの熱い液体がぼとぼとと背中に落ちてくる。彼が自分の先端でその液体を背中のくびれに塗りつけているのがわかる。
もっと広げて。そう、まんべんなく。そうよ、全体に。
内部に取込む代わりに皮膚の表面から取込むから。
肌からじんわりと浸透するあなたの愛情のすべてを感じたいから。







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