雑念だらけ
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2006年10月10日(火) 付き纏うもの

書くまいか、とも思ったし ここにもう書くことはないだろうと思っていたが。
すみません。


***


土曜日、昔からの女友達2人と久しぶりに会った。
ちょうど私の周辺があれこれ変化し始めたころから会っていなかったので本当に久しぶりだった。

ある話の流れから私の、当時のことになった。

彼女達は私が離婚したことは知っているが、私達夫婦の間でどんなことがあったか、私が暫くの間どこに居たのか全く知らない。
話したことがない。
私のこと、夫婦のこと、そしてあの例の彼のことを全部知っているのは一人だけ。
助けてくれた友人だけだ。



「あの頃、ヨウさんは何をしてるのかどこに居るのかどうして夫婦仲が悪くなったのかしつこく聞きまわる人がいたのよ」

「Rさんよ。しつこかったわ。今でも話題にするし」

「私達も知らなかったからそう言ったら、
『探し出して連絡してくれ、私が夫婦とは何かを説教してあげる、
なんで私に相談してくれなかったのかしら』
ってね・・・」

「私達もさあ、ヨウさんがどうしてるのか心配してた。
でもねえ、ヨウさんの問題だから私達がどうこう言ったらいけないと思ったの。
なのに、Rさんは、『きっとこうだ、間違いない』みたいに噂を広めてたらしくて」

「怒ったよ、私達。
想像でそんなこと言うな、人のことより自分の家庭の心配してろ、って」


***

で、思い出した。
Rさんの噂話好きで仕切りたがりの性格を。
その人の友人も似ていた。
私が離婚する頃に、わざわざ私の職場に来て、キラキラした目で
『どうして相談してくれなかったの!?
こんどゆっくり、わけを聞かせてね。力になるわ』
と言って帰って行った。

なぜ私が、友人でも親戚でもない「知り合い」に家庭の事情を話さなくてはならないのだ。

ダンナの友人夫婦もそうだ。
「なにがあったの?」
と奥さんが電話をしてきたけど後ろで声がしていた、
『おお〜い、もっと親身に喋れ〜』
『いつから何がどうしたか聞けよ!電話のスピーカー入れて!オレも知りたいやんか〜』
『もっと突っ込め、だから喋らんのだろ〜』
旦那さんだ。
心配してくれてるのかもしれないが、精神的に参ってる当時の私にはそう思う余裕がなかった。

面白がってるとしか。

軽く人間不信になった。

***

楽しいのだ。
人の不幸話は面白すぎる。
そして自分の幸せをかみしめる。



きっと2人はRさんから私のものすごい話を聞いたのだろう。


私は女友達2人に

Rさんに話しても余計に話が大きくなるだけ
それはイヤだな
2人ともありがとう
思い出すのはしんどいから、ごめん


私がそれ以上言わないので、2人もそれ以上何も聞いてこなかった。

「いろいろあって今があるんだから、これからのことが大切だよね」
と言って、もうその話はしなかった。




心配してくれてたんだと思う。
でも、悪いけど、
もう話したくなかった。
アタマの中が当時に行ってしまうのは怖かった。

あの彼のことも思い出してしまった。いや、忘れてたわけではないのだけど。

私がいくら 終わろう、区切りを付けようとしても、こうやっていつまでもどこまでも「話」は付き纏うものなんだ、と身に染みた。
生涯消えないレッテルか、離婚は。

こういうことか・・・としみじみ身に染みた。
終わってないんだ、何一つ。
現実を見た。

友達に会ったのは楽しかったけど、その楽しさと同じくらい暫くの間ドンヨリした気分に浸った。



私ら夫婦ついて、Rさん達がどういうふうに言ったかは知らないがもうそれでいい。
面白おかしく噂してくれても、もういい。
それはきっと、私が聞いたら笑ってしまうような内容だろう。


でも本当の事はひとつだけ、それを知ってるのは当事者だけで構わない。



***


ええい、頑張れ、私。



メールは受け取っておりません。すみません。

[LINK] 「モラル・ハラスメント被害者同盟」
モラハラで苦しむ方々へのメッセージや皆さんの体験談があり
私の心の支えとなりました。

ヨウ