雑念だらけ
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2006年08月12日(土) 発熱

しばらく不機嫌だった彼、口をきかなくなった。

とりあえず買い物を済ませて帰宅。



私はあれからずっと考えていた。

ちゃんと話してお互いに分かり合って別れるのが一番だ。
でも彼が別れ話に応じるとは考えられない。
下手に話すと刺激してしまいそうだ。
別れ話をしてからの一晩は恐怖だ。
それに、ナイフの件もある。

実は、もし私が逃げ出したりしたらあの時の言葉を実行するのでは、という恐怖もあった。
その反面、世間体を気にし、表に出たがらない彼がそういうことをするとも思えなかった。

が、
わからない。
人間、激高してしまうとわからない。

このままだと私はおかしくなりそうだった。
おとなしく暮らしていたら彼に殺されることはないかもしれない、
でも私は人間じゃなくなるかもしれない、
死んだほうがましかもしれない。

誰かと話がしたかった。
彼以外の誰かと。一度でいい。
「外界と接触したい」みたいな気持ちだった。
でも今の生活にはそんなチャンスは無い。


台所で片付けをしながら考えていた。
今彼には私の考えてることを悟られてはならない、と思いながら。

部屋で机が蹴り上げられる音がした。

どうしたの

と声をかけたら

「また熱が出たんだよ・・・!」

38℃を越していた。
机を蹴り続ける彼。

「どうにかしてくれよ・・・!
すぐに熱下げろよ!!ちくしょう・・・」

救急に行くか、と尋ねた

「そんな目立つのはイヤだよ・・・お金もかかるよ・・・誰が払うんだよ」

じゃあ、これしかないよ、と解熱剤を出した。
それを手に取り

「すぐに下がるんだろうな・・・」

わかんないけど飲まないよりマシよ

「・・・お前のせいだ・・・俺が病気になるのは全部お前が悪いからだ・・・お前のせいで俺は死ぬんだ・・・」

呪文のように唸る彼。

その夜は、明かりをつけたまま唸って机を蹴っていた。
お前のせいだ、俺は死ぬんだ、と。
眠れなかった。


私は、今しかないかも・・・と毛布の中でこっそり友人にメールをした。
唯一、私の事情をあれこれ知っている友達。

《ヨウですお久しぶりです。
近いうちに一度電話で話がしたいんだけどいいかな?》

サイレントに設定した携帯にすぐ返事がきた。

《明日いいよ。
久しぶりだね、その時詳しく聞くね。たぶん大変なんだと思うから。
これもこっそり、でしょ、きっと。》

《ありがとう明日の午後》

明日は仕事を早退しよう、と決めた。

私の時間が少し動き出したような気がした。






メールは受け取っておりません。すみません。

[LINK] 「モラル・ハラスメント被害者同盟」
モラハラで苦しむ方々へのメッセージや皆さんの体験談があり
私の心の支えとなりました。

ヨウ