歯医者さんの一服
歯医者さんの一服日記

2008年10月30日(木) 原稿依頼

歯医者を長年やっていると、僕が歯医者であることがいろんな所で知れ渡ります。患者さんやご近所のみならず、地元の医療関係者、学校関係、嫁さんのママ友つながり、お袋や親父の付き合い先、弟の病院関連等々、思わぬ所で僕が歯医者をやっていることが知れ渡り、僕自身、驚くことが度々です。そのせいでしょうか、時々、僕のもとに歯や口に関する問い合わせや依頼が来るようになりました。歯医者として光栄なことではありますが、同時に責任の重さを感じます。

先日も、僕のところへ嫁さんを通じ、ある依頼がありました。それは、某団体からの原稿依頼です。某団体では定期的に会員向けに会報を発行しているのだとか。定期的に健康に関する特集を組んでいるそうで、これまで様々な医療関係の特集を取り上げてきたとのこと。来る11月8日は“いい歯の日”ということで、11月には是非歯や口の健康について取り上げたい。そのために原稿を書いて欲しいという依頼でした。

僕としては、この依頼を拒む理由は何もありません。いつまでも明るく、健康な生活を過ごすためには、毎日の食事が欠かせません。食事を取る際、必ず通る場所が口であり、歯です。食べ物をきちんと噛み、咀嚼し、胃腸で消化しやすいようにすることが健康につながります。一人でも多くの方に歯や口の健康の大切さを理解し、日々の歯や口の管理をすることが全身の健康につながる。歯医者として絶えず訴えていきたいことです。

僕は個人的に“歯医者さんの一服”日記でこのことを訴えてきましたが、インターネットのみならず、様々な媒体で訴えていく必要性は認識しているつもりです。
幸い、今回依頼を受けた某団体はいかがわしい団体ではなく、長年の地道な活動が評価され、多くの人に信頼されている地元の団体です。そのような団体から指名を受けて、原稿を書くというのは非常に有難いことです。

如何に歯や口の健康についてわかりやすく、理解しやすいように書くか?難しいです。先日も書いたことですが、医療業界人はついつい業界用語を駆使して話したり、書いたりする癖があります。自分では充分に情報を伝えているつもりでも、一般の方にとってはちんぷんかんぷんということが起こりがちです。平易な言葉を用い、一般の方と同じ目線、視点で原稿を書くようにする。試行錯誤しながら何とか書いていきたいと考えている、歯医者そうさんです。


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