| 2008年07月28日(月) |
いつまでも少年のような気持ちで |
今日の日記のタイトル、一体何のつもりで書いているのだろうと思われる方もいるかもしれません。既に齢42歳になっている歯医者そうさん。少年時代はとっくの昔におわり、日々体力は衰え、少なからず人生の荒波に揉まれながら汚れている身です。そんな輩がどうして“いつまでも少年のような気持ち”を追求したいのか?
それはやはり感性の問題です。何の知識も経験もない少年時代。ちょっとした周囲の出来事や景色、物語に思わず心が揺れ、感動し、時には楽しみ、驚き、悲しみ、怒りがあったものです。ところが、年を取るにつれ、そうした感性は段々と錆付き、些細なことでは何も感じなくなっているのが現在の僕のように思うのです。
いちいち周囲に起こる出来事や事件、景色や人間関係にハラハラドキドキしているようでは体が持たないのも事実なわけです。その反面、当たり前の生活が続きすぎると、人生に変化がないように感じ、何か新しいモノを作り出したり、発見したりすることを億劫に感じてしまう傾向にある。そのことに最近気がついたのです。 これが果たして良い事なのか?自問自答しましたが、結論としては、今一度自分の感性を原点に戻しても間違いないのではないかということになりました。いつまでも瑞々しい感性を持ち続けていたい。泰然自若としながらも、美しいものは美しいと感じたい、雄大さには驚きを感じたい、好きなものには好きだと感じていたい。そんな感性を持つには、少年時代の瑞々しさ、素直さがある感性を今一度持ち続けていければと考えております。
ちなみに“いつまでも少年のような”というのは、幼稚であることとは違います。いつまでも独り立ちできない、何かにすがりついてまとわり尽きたい優柔不断さとは全く異なるもの。あくまでも自分の気持ち、感性についての話であることを断っておきます。
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