My life as a cat
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2013年09月12日(木) フランス人男性観察記 ��

先日書いたフランス人男性観察記の続きを書くことができた。つまりまた会えたということ(ハート)。フランスから戻るなり仕事だったというのに、更にその帰りにまたわざわざ家の近くまで会いに来てくれた。夕闇に包まれた見慣れた町の駅に、ラヴェンダー色のシャツを着た彼を見つけた時は嬉しかった。シャツの色が鳶色の瞳をよく引き立たせていて、とても素敵だった。

静かな隠れ家カフェのソファーで寛ぎながら、ちびちびと酒を飲み、夕飯を食べた。また、フランスの風潮と彼個人の考え方を会話の節々に発見することができた。

「仕事で関わってる日本人の男達は東南アジアに行くと娼婦を買ったりするんだよね。奥さんがいてもそうやって浮気(affair)するんだよ。好きでもない女の子とセックスして何が楽しいのかまったく解らないな。一度フランスで女の子と話すパブのようなところに連れていかれて、すごく綺麗な女の子と話したけど、綺麗なだけで、教養もなくて、全く会話が弾まなくて、つまらなかったな」

彼のようにしっかり勉強して、着々とよいキャリアを築いてきた人は女の人にも同レベルを求めるのでしょう。ヨーロッパはなんだかんだいっても階級社会が根強く残っていて、″Pretty Woman″のような展開はまずないのかもしれない。で、娼婦を買うということを″浮気″と表現する人は初めてだったが、考えてみれば、わたしは自分の付き合っている人が一度でも女の人をお金で買ったと聞いたら、それは浮気されたのと同等の嫌な気持ちになるだろう。フランス人はセックスを大事にするのと同時にその相手との精神的な結びつきも重要だと考えているというイメージだったが、考えてみればフランス映画にも娼婦などはよく登場する。しかしそれは大方シングルの男達向けで、既婚者は真っ直ぐ家に帰るものなのかもしれない。日本人はシングルのうちは真面目に結婚相手を探し、安定を手に入れてから遊び始める人が多いように思う。だからそういう性風俗市場はシングル男性よりも既婚者で成り立っているイメージだが。

おなかも満たされたところで、ふとこんなことを言ってみた。

「あなたはメールでは結構激しくて大胆なこと言ってくるけど、実際会うととてもシャイで真面目な青年というイメージで、どちらが本当なのか解らないわ」

それに対する彼の答えは、思いがけず、強風で雲が全部飛ばされて晴れ間が広がるように、今までちまちまと思い悩んできたことを全てクリアにしてくれた。

「僕はメールでは大胆発言してるけど、本当はすごいシャイなんだ。それにフランス人はよく冗談を言うからね。僕の発言も半分はジョークだね」

「えー!!わたしはあなたが言うこと全て真に受けて真剣に悩んできたのに!」

「はははっ。日本の″空気を読む″のごとくフランスでは″ジョークを読む″なんだよ」

なんだー!あれもこれもジョークだったのかもしれないと思ったらほっとした部分もあるが、わたしを好きと言ったのもジョークかも(苦笑)。フランス人と上手に付き合うには訓練が必要だね。

楽しい夜はすぐに過ぎていってしまう。来月に彼がフランスにいることは確実で、その後、どこへ行くかは解らないが、日本に戻る確率は低い。離れてゆくときは泣くのが目に見えているのに、好きになってしまうんだよね。甘い約束など一切してくれないけど、事実こうやってわざわざ会いにきてくれたりして、行動でちゃんと示してくれる。仕事や人生に対する姿勢が誠実だ。別れの辛さを思うよりも、人として尊敬して憧れることができる人に会えたことを幸運だと思ったほうがいいのでしょう。

まだ彼とは会えるかもしれないが、″フランス人″ではなく彼個人に入れ込み始めたので、フランス人男性観察記はこれで終わり。


Michelina |MAIL