My life as a cat
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2010年07月30日(金) Sand Boarding



















パースからHWYを北上すること1時間半、Lancelinへ。南半球では北上=暖かい。ここはサバンナとインド洋だけしかないところ。唯一空きがあった海沿いのおんぼろ小屋のようなところに荷物を降ろしたら砂山へ。サンドボードを楽しんだ。

日が傾きかける頃へとへとになっておんぼろ小屋に戻った。何もやることがないから、だだっ広い庭で野うさぎを追いかけ、満天の星を見て、たくさんしゃべった。たまにひらりと届くJからのメールからは読み取れなかったJのわたしに対する気持ちを知った。初めて会った時、ナイスガールだと思った。もっと知りたいと思ったのにすぐに日本に帰ってしまった。それから仕事上の激流に飲み込まれて何も考える間もなく、日々が過ぎていった。けれど、ふと心の隙間に風が吹き込んだ時、なぜか君のことを思い出した、と。わたしも同じだった。一途に毎日Jを思ったわけではないけれど、仕事や家事で忙しい日々の中でやっと寝床についてほっと一息ついて、ふとJを思い出したりした。お互いに少しずつ一緒にいる道を思索し始めてしまった。この灯りはすぐに消えてしまうのか、ずっと長々と心に燈っているのかわたし達にもわからない。打ち寄せる波の音を聞きながら、わたし達の運命も海にゆらゆらと浮かんで波に委ねられているように思えた。


Michelina |MAIL