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| 2010年05月02日(日) |
Pemberton, Walpole |
ワイナリーのグレープはすっかり摘まれてしまった後で、Jは酒を飲まないから朝食を摂ったらすぐにPembertonを目指してMargaret riverを出た。
精霊のみが暮らしているような巨大な大木の森に入ってきたら到着。8年ぶりにジャイアントトゥリーに登った。高所恐怖症のJは3段目で諦めカメラマンに徹した。一歩でも踏み外せば転落して死ぬ。手にも足にも一歩一歩力を入れて着実に登り着実に降りた。下で両手を広げて待っていたJは降りてきたわたしを抱き抱えると
"I can't believe you've really done
it!!!" と激励してくれた。
ランチを買いこみWalpoleに向かった。Jがどうしても探し出したい植物があるというのでハイウェイを反れてブッシュの中をはしった。野生のカンガルーと遠くに牛の群、ファームとブッシュだけの敵のいない地の果てにJと二人きりだった。植物の専門家であるJがわたしの手をひいてあれこれと説明してくれる。久しく感じることのなかった安心感に胸がじんわりと熱くなった。
Jの探し求めた植物は地元の人々の忠告どおり季節はずれで見つからず諦めてAlbanyへ向かった。陽が完全に沈んでしまった時、ポツリポツリと民家の灯りが見えはじめて最終目的地に到着した。ロングドライブに疲れ果てて、適当なモーテルに部屋を取るとスルリと電源を落とされた機械のように二人とも朝までぐっすり眠った。