My life as a cat
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2009年02月10日(火) Girlsの愉しみ

どんな不況下でも"GirlsのValentine"はめげることなし。欧米化を目指したのか、今年は逆チョコですって。もらえるなら嬉しいが、でもやっぱりたった年に一度シャイなGirlsがチョコを渡すことで気持ちを伝えられる日を残しておいて欲しい。いや、そんな日を本当に必要としているのは今や男のほうなのか。これを口実にショッピングに出るのもGirlsの楽しみなんだから、欧米化反対よ。

しかしわたしは贈る相手もなく、当日はみちのく一人旅の最中なので、チョコ売り場にはびこるGirlsをただただ羨ましく眺めていたが、今日になって同僚が
「キシ君のあげないのか?」
と聞く。キシ君とは設計部門の青年で、寡黙に図面に向かう姿が素敵なのだ(もっともそう思っているのはわたしだけで全く賛同を得てないが)。一緒に図面を探してくれたり、質問をすれば懸命に調べてくれる、とにかく優しい人なのだ。鉄道マニアで、それについてはYahooの路線検索も適うまい(笑)。しかし、女と縁がなさそうな雰囲気なため、突然チョコなど渡されたらショック死してしまうかもしれないので、
「あげませんよ。」
と答えた。

が、午後になって仕事が落ち着いて気持ちが脱線してきたので、急に思い立ち、冷蔵庫に入れてあったFreddo Chocolateを5枚とりだしてきて、キシ君に会いに行くことにした。途中でボスのところに寄り道して2枚渡した。
「お礼なんて要りませんからね。飴とかもらっても困るんで。まぁワインは好きですけど。」
と言って苦笑された。
残りの3枚をキシ君に差し出したら、予想通りショック死寸前だった。
「わたしの故郷のチョコレートです」
とだけ言って背を向けて歩きだしたら、一呼吸置いて、背後から声がした。
「コ、コキョウって。。。。。どこですかっ!」

ひとあしお先にほんの少し楽しいValentine's dayを過ごしました。


Michelina |MAIL